大ベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の渡辺和子著、「幸せはあなたの心が決める」感想

読書録
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幸せはあなたの心が決める



おはようございます、2時に目覚めて二度寝したらドラキュラと戦う夢をみました、みかんです。

怖かったよう。


本日は、ノートルダム清心学園理事長、渡辺和子さんの「幸せはあなたの心が決める」を読んで感じたことを書きたいと思います。

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著者・渡辺和子という人



挫折のすすめ、という賞の中で、この方の幼少期のことが語られています。

人生で初めて味わった挫折が、学習院の小学部を受験したが不合格となり、成蹊小学校に入学。

雙葉高等女学校を卒業し、お茶の水女子大学に不合格。

聖心女子専門学校に入学。

挫折の極めつきが、長年行きたかったサンモール会という修道会に入会を断られ、(年を取りすぎている、恰好が派手だったという理由)全く見も知らないノートルダム修道院に入会した、とのことでした。

うむ。経歴が華々しすぎて、挫折の話が全然入ってこない。
お嬢様かな?と思って調べてみると、ものすごい経歴の方でした。



1936年、当時大将で教育総監だった父が、二・二六事件で青年将校に襲撃され44発の銃弾で命を落としたのをそばで見ていた。


その後も有名学校を優秀な成績で納め、1963年に36歳という異例の若さでノートルダム聖心女子大学の学長に就任。
古参職員の反発にあったり、マザーテレサ来日時には通訳を務める。

2012年に発売された「置かれた場所で咲きなさい」は大ベストセラーに。


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経歴がすごい。
「置かれた場所で咲きなさい」も聞いたことはありましたが、この方は置かれた場所がすごかったんだな、と。
普通の人ならいけない学校ばかりです。
二・二六事件って教科書で習ったやつ・・・。




全体的な感想


正直な感想だと、薄くて読みやすい分、個人的なエピソードばかりで「そのエピソードだけで言われても・・・」と思ってしまう個所もありました。

もっと一般論的な、普遍的なことかな?と思っていたら、非常に狭い範囲での出来事から格言めいたことを言われている印象です。

親から言われたエピソードでもたまに「なるほど」と思うことはあるのですが、いかんせん著者の渡辺和子さんのことを知らな過ぎたので、さらーっと読んでしまいました。



また、たびたび「イエス様でもあんな辛い思いをされたのだから」みたいな言葉が出てきます。

この方は、修道院におられた、まぎれもないキリスト教の方なのでその納得の仕方もあるかと思うのですが、私はキリスト教ではないので、納得しにくい部分がありました。

キリスト教の方にはより響くのかもしれません。


その点が読んで不完全燃焼だった大きな理由かと思います。

それでも、その中でも自分の人生に仕えそうな言葉があったので、いくつかご紹介します。




心に残った言葉



世の中はうまくいかなくて当たり前。うまくいったら感謝しよう。

「幸せはあなたの心が決める」渡辺和子



「家族は私にやさしくあるべきだ」
「あの人は私の立場を理解するはずだ」などなど、色んな思い込みをしてしまっていますが、事実がそれにそぐわないとき、苦しい思いをするのは自分です。

「優しくしてくれたらありがたい」
「理解してくれたらもうけもの」
くらいに思っていると、心が自由になります。

これは、響きました。
私は勧善懲悪が大好きです。小説とかマンガも大体が最後は悪い人がやっつけられますよね。
でも現実はそうではない。
悪い人がのこのこ楽しそうに生きていることも多いかと思います。
そういうのがやりきれないときがありました。

そんな思いを浄化してくれたのがこの言葉です。




人生は思い通りにならないからこそ、安心して生きられるのだ。

「幸せはあなたの心が決める」渡辺和子



人生は思うままにならないのが当たり前であり、それゆえにありがたい。
人の思いの中にあるよこしまなものが、人の思いのままになるならば、私たちは安心していきられない。
思うままにならないからこそ、安心して暮らすことが出来、より大いなるものへの随順の気持ちも起きるのだ。

思うようになるのならば、「嫌いなあの人を消してしまいたい」というような邪悪な思いも実現してしまいます。
そうなれば、安心して過ごすことが出来なくなる。
誰かが自分を消したいと思うかもしれないから。

なるほどと。だから思い通りにいかないことは良いことなのだと納得させられました。




小言



短いのでサクッと読めるのですが、いかんせんキリスト教的な要素散りばめられているので、キリスト教徒ではない私からすると素直に「確かに」と思えないこともいくつかありました。

それでも心に残った言葉もあるので、読んでみて良かったです。


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