2020年Amazon kindle版カテゴリランキング20ヶ月1位だったというこの本。
このブログではネタバレもネタバレするので嫌な人は読まないでくださいね!
ダヴィンチ・コードに衝撃を受けた中学生時代。何度も読み返しました。
十何年後、TSUTAYAを徘徊して偶然この本を見つけた時には心が躍りました。
アマテラス!!!!
日本神話だいすきなんです!!!!
小学生時代、『夢幻伝説タカマガハラ』にはまりそれから日本神話の虜に。
日本人はどこからきたのか、天皇家とは、みたいな本も大好きなので、この本は私のハートにクリティカルヒット。
日頃本は買わない(図書館で借りるもの)私もこれは即決でした。
では、ネタバレ行きますよ!
読んでまず
頁を捲るの止められない!眠れない!ほどではありませんでした(笑)
日本版ダヴィンチ・コードと期待すると、ちょっと…ってなりました。
かなりダヴィンチ・コードに寄せている感が強かったです。
日本神話好き、謀略論好きならその説は◯
けれど、ストーリーそのものは無理があるというか、すんなり消化できませんでした。
日本神話やユダヤ教、聖書など膨大な知識量(新しい情報を得られる)
神社とは。
何を祀っているのか、何のための施設なのか
日本人とは何か、神道とは何か
天皇はどこから現れたのか(この本の鍵)
点と点が繋がると興奮する!人にはいいかも
ストーリーに腹落ちしない
(登場人物の行動背景や心理描写が少なく理解しにくい)
出てくる神の名前が難しすぎて、どこがどう繋がっているのか分からなくなる
ってな感じでしょうか。。。
「アマテラスの暗号」ネタバレ有あらすじ
(あらすじ)
ゴールドマンサックスの元エリートサラリーマンだった海部賢司は生き別れの父と数十年ぶりに会うことになる。
しかし、約束の日、父は射殺死体で発見される。
日本の格式高い神社の宮司だった父が殺された理由とは。
その謎を、ゴールドマンサックスの元同僚、殺されたユダヤ教ラビの娘ナオミと探っていく賢司。アマテラスは誰なのか、伊勢神宮で祀られているのは何か、日本の歴史が覆される謎への冒険。
(ネタバレ有あらすじ)
【ストーリー】
ゴールドマンサックス時代の同僚
イラージ:めっちゃ頭いい。頼りになる。(兄がイスラム過激派)
デービッド:お調子者。ロスチャイルド家血縁
王:漢字に強いので誘われた。(中国のスパイ赤猫)
ゴールドマンサックス時代の同僚と4人で日本を訪れ、様々な神社で死んだ父からの暗号を解読していく。
謎が明らかになるにつれて怪しい人物に狙われるようになる。
危険を察し、賢司以外の3人はアメリカへ帰ったはずだったが、誰も帰っていなかった。
中国のスパイだった王が賢司の前に現れ、もう一人の中国スパイ、ヴォルターに撃たれ死亡。
賢司の父とユダヤ教ラビを殺害したのもヴォルターだった。
イラージとデービッドも賢司を止めようとする。
(謎に迫りすぎて危険だから?ここよく分からなかった)
賢司は、同じく父をヴォルターに殺されたユダヤ人で神道を学んでいるナオミと、父の暗号を解明する。
父が殺されたのは、日本の根底を覆す真実を明るみに出そうとしたから?
結局、真実は明るみに出ないまま、謎は解明したが、その確証は得られないまま賢司とナオミはスッキリして日本を後にする。
様々な謎まとめ
【アマテラスの暗号・謎】
メイン:アマテラスはキリストだった。
古代からユダヤ人が日本に来ていた。
謎の一族、弓月君
日本書紀内に、
『弓月君(ウイグル地区あたりにあったと言われる国だが、西洋的な遺跡を残している)が百済から日本へやってきた。
仲間を2〜20万人連れてきたが、新羅が邪魔をして加羅で足止めを食らっている。
朝廷は新羅から彼らを守るため、日本から兵を出して連れて帰ってきた』
との記述がある。
→ということは
当時日本にいた支配層は同じ人種の人たち。
弓月君の父、功満もその前第十四代仲哀天皇の御代に日本を公式訪問し帰化したことが「三代実録」に記録されている。
大勢の弓月国の者たちは、秦氏と名乗り、養蚕、織物、灌漑、土木、建築、冶金、農業の技術を使い莫大な富を作り、日本の政治、経済、文化、宗教、芸術に大きな影響を及ぼす。
伏見稲荷、宇佐八幡宮、八坂神社、松尾大社など、名だたる神社の総本社を創建したのがことごとく秦氏系。
神武天皇:失われた十支族、北イスラエル王国王家
崇神天皇:預言者イザヤが出国させた南ユダ王国王家
応神天皇:秦氏(原始キリスト教を布教した)を受け入れ原始キリスト教に改宗
国生み神話
なぜ本州からではなく、小さい淡路島から作ったのか?
→海流に乗って沖縄あたりからユダヤ人が上陸。
(沖縄の看過牛という厄除けの風習は、ユダヤの加越の祭そっくり)
いきなり大きいところだと、潰されてしまう可能性があるので、小さい集団から馴染み活動範囲を広げていった。
籠神社の極秘伝
1、神は別名の分身つくるが能ふ
2、神は時空をこえて存在するが能ふ
3、同名を持つ神は元は同神なり
アマテラスは乗っ取られた?
日本書紀にはアマテラスが生まれたとは書かれていない。
古事記にはアマテラスが生まれたことが書いてある。
持統天皇が孫に皇位継承するときに、女帝から孫への皇位継承を権威づけるために、アマテラスを女神にした?
それまでは男神だった。
元々の神アマテラスは男神、名はニギハヤヒ。
ニギハヤヒは実在した人物で、神武天皇の前のヤマトの王だった。
この事実を歴史から葬るために出雲の大国主国譲り神話を作った。
(出雲大社は明治まで杵築大社という名前だった)
国を奪われた王たちを鎮魂するために創造された習合神が大国主。
古事記の出雲神話は地元の風土記には全く出てこない。
大国主も地元の氏族ではなく、天皇家側が祀り始めた。
伊勢神宮の外宮豊受はヤハウェ、内宮アマテラスはキリストであり、十戒が納められたアークはその地下にある。
ユダヤと日本の共通点
(沢山あるので羅列します)
- 日本語とヘブライ語には三千語を超える同じ意味、同じ発音の言葉がある
- 穢れという考え方
- 千葉県芝山町の古墳から出土した埴輪
- 日本の製鉄技法「たたら」は、朝鮮半島の製法とは異なり、中央アジアと同じ
- 神輿と掛け声。神輿はアークに似ており、「エッサ、ワッショイ」はヘブライ語で「運べ、神が来た」
- 神職の服装。レビ族(イスラエル人族長ヤコブの十二人の息子の一人、レビの子孫、レビ族にそっくり)
- DNA。Y染色体グループで見ると、日本人の40%を占めるグループは中国、朝鮮半島、東南アジアにはほとんどいない。唯一いたのはミャンマー(ユダヤの失われた十二支族がいたと公式に発表された場所)だけ
- 「蘇民将来」の逸話。旅人が宿に困っていると、蘇民将来という主人が貧しいにも関わらず親切にもてなした。その旅人は実は天使で、後日疫病が流行ったときに蘇民将来とその家族を助けてあげた→旧約聖書のソドムとゴモラのロトの話とそっくり
- 伊勢神宮の警備の仕方。交代の仕方、儀式、人数などが、古代イスラエルの第二神殿で行われていた様式と全く同じ
- 偶像を作らなかった(古代では)
- エルサレムの語源「エル・シャローム」は平安京の意味
- エルサレムの北東にある湖はガリラヤ湖(琵琶の意味)、平安京の北東にあるのは琵琶湖
- ガラリヤ湖から唯一でる川がヨルダン川、琵琶湖から唯一でるのは淀川(水が滞った川)
- 長野県諏訪大社の御頭祭が創世記二十二章の逸話にそっくり
- エフライムとウガヤフキアエズの系図が同じ(ダビデと崇神天皇、エホデとヤマトタケル、ソロモン王と垂仁天皇、サウル王と仲哀天皇と戦った場所や敵、特徴が似ている)
- ヤマト、「ヤー・ウマト」はアラム語で「神の民族」の意味
- 京都祇園祭の縁起、しきたりはユダヤの文明から受け継いだもの、掛け声「エンヤラヤー」はヘブライ語で「私はヤハウェは賛美します」に聞こえる
伊勢神宮の謎
通常は主神から参拝するが、伊勢神宮は外宮(豊受)→内宮(アマテラス)の順
外宮の方が伊勢の中心地にある
日本で最初に参拝した天皇は十九世紀の明治天皇(天皇家の皇祖神ではない?)
灯篭に六芒星が刻まれている(内宮の別宮である伊雑宮の元々の神紋)
小言
今まで「天皇家の正体」「日本人はどこからきたのか」関連の本はいくつか読んできましたが、ユダヤ人、キリストとの関係を唱えた説は初めてでした。
その説の妥当性を論理的に考えられる多くの共通点、証拠みたいなのも豊富にあり、「もしかしたら‥」と思わずにはいられない大変興味深い考察でした。
あまりにも情報量が膨大で、うまくまとめられず、知らなかった!面白い!と感じた情報を抜粋しています。
ユダヤ人との関わりに興味を持たれたら、ぜひ手にとってみて下さい♪
こんな説もあるんだ、と古代にロマンを感じられます。
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