日本を作ったのはユダヤ人だった?失われたアークは日本に?!ユダヤと日本の共通点にワクワクが止まらない一冊をご紹介します。(1)〜ユダヤ人の歴史〜

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秦氏の謎とユダヤ人トライ伝説(坂東誠)


おはようございます、みかんです。

本日ご紹介したいのは、ユダヤ人と日本の古からの関係についてです。

私は古代文明とか、起源とかが好きです。

日本人はどこから来たのか、邪馬台国はどこにあったのか、神武天皇の正体とは。
こういう話が大好物です。


ユダヤ人?と思いますよね。
日本とユダヤ人といえば、リトアニア領事官杉原千畝さんですね。第二次世界大戦中、ナチスドイツによるユダヤ人迫害からビザを発給することでユダヤ人を救った方です。
素晴らしい方です。

本日はユダヤ人と日本人のもっと昔のお話です。


世界の3大宗教、キリスト教・イスラム教・仏教のうち、キリスト教・イスラム教の大元になったのがユダヤ教です。


聖書には「旧約聖書」と「新約聖書」があります。
ユダヤ教の経典が「旧約聖書」と呼ばれていますが、ユダヤ教では「タナフ」です。
旧約聖書というのは、その後出てきたキリスト教が勝手に名付けた名前なんですね。


結論から言うと、


日本建国には、ユダヤ人が関わっていた。


という話です。

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出典著書『秦氏の謎とユダヤ人渡来伝説』坂東誠


坂東誠さんは、日本・ユダヤ比較文化研究家です。
イスラエルのヘブライ大学でユダヤ民族氏を学ばれています。
多くのユダヤ人との交流の中で、ユダヤと日本の共通点が数多くあることに驚き、研究をされているそうです。

ユダヤ人の歴史


ユダヤ人とはどういう人たちなのか、はっきり答えられる人は少ないのではないでしょうか。
如何せん私もです。ユダヤ教を信じる人たち?と思っていました。

まずは年表で見てみましょう。


紀元前2000年頃


ユダヤ人の祖先が現在のイスラエルがあるカナンの地へ移住
(それ以前はヘブル民族(ヘブライ民族)と呼ばれていた)

紀元前1020年

イスラエル王国建国

紀元前922年

イスラエル王国とユダ王国に分裂

紀元前722年

イスラエル王国がアッシリアによって滅亡

紀元前586年

ユダ王国がバビロニア帝国によって捕囚。以降ユダヤ民族と呼ばれる。

紀元前538年

再びイスラエルに帰還、ユダヤの王国を再建

紀元70年

ローマ帝国によりユダヤ王国滅亡

1948年

2000年ぶりにイスラエルとして復活


ざっくりとですが、こんな感じ。

では、タナフ的にみてみましょう。

紀元前十八世紀頃、カルデアのウル(現在のイラク南部バスラ付近)に一人の人物がいた。その人の名前はアブラハム。
彼は神より啓示を受けて、約束の地カナン(現在のイスラエル国の地)を目指して旅立った。彼こそがユダヤ民族族長と呼ばれるアブラハムであった。

「秦氏の謎とユダヤ人渡来伝説」坂東誠


子供がいなかった年老いたアブラハムでしたが、やがて息子イサクが生まれます。

ところが、神はその遺作を燔祭(生贄の動物などを祭壇上で焼き神に捧げる儀式)として捧げるように命じられます。
そしてアブラハムは神の命令に従い、我が子イサクを捧げるために、刃物でイサクを殺そうとします。

その瞬間、神はまた声をかけます。
「ちゃんとあなたが神を畏れるものであることが分かったから、手を下すな。何もしてはならない」

大事な一人息子さえも神に捧げようとしたアブラハムに、神はこう約束します。

あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。
あなたの子孫は敵の城門を勝ち取る。
地上の諸国民は全て、あなたの子孫によって祝福を得る。
あなたがわたしの声に聞き従ったからである。

「創世記二十二・十五〜十八」


こうして、ユダヤの民は神に約束された民族となります。

アブラハムがイサクに手をかけそうになったところは、「ええええええ!!!!」ってなりましたね。親として。
それほど神を信じられることが、羨ましくもあり不思議でもあります。

出エジプトした民


殺されかけたイサクにはヤコブという息子がいました。
ヤコブは神によって別名「イスラエル」をつけられ、ユダヤ人はイスラエル民族とも呼ばれます。

やがてヤコブの時代に、イスラエルで飢饉が起こります。

逃れるために、ヤコブと12人の息子とその家族はエジプトに移住します。
紀元前17世紀頃です。
そしてそのまま紀元前13世紀頃まで住み続けました。

最初は優遇されていたユダヤ人でしたが、最終的には奴隷の身分となり、劣悪な環境でのピラミッド建設にも駆り出されていました。
そんなユダヤ人を大勢引き連れエジプトを脱出したのがモーセです。

モーセの海割り

有名なやつですね。
「プリンス オブ エジプト」というドリームワークスの映画があるんですが、この出エジプトが分かりやすく描かれていておすすめです。


モーセ一行は、シナイ山で神から十戒を授かります。
10の決まりごとが書かれた石版です。
この十戒を運ぶために、「契約の箱」というものが作られます。

イスラエルまでの長い道のりの最中、神は天からマナと呼ばれる食料を与えます。
このマナを入れた壺が、「マナの壺」としてユダヤの三種の神器の1つとなっています。


※ちなみにユダヤの三種の神器は、「アロンの杖」「二枚の石の板」「マナの金の壺」
これらが「契約の箱」に納められていたと言われています。


残念ながらモーセはイスラエルの地に足を踏み入れることなく死んでしまいます。
モーセの後継者ヨシュアとともに、ユダヤ民族は40年間かけてやっとイスラエルに入ります。


その後200年間、ユダヤ民族は、12部族に分かれて分散していました。

やがて他の民族との戦いを経る中で、ユダヤ民族でまた1つにまとまろうと動きがで、サウル王を中心としたイスラエル王国が誕生します。

イスラエル王国の王様たち


出エジプトを経てイスラエルに帰ってきたユダヤ人。

一人の王様の元まとまります。


初代 サウル王


ペリシテ人との戦いの最中にギルボア山で戦死

2代目 ダビデ王

羊飼いの出身だが、ペリシテ人の巨人兵士ゴリアテに勝ち、優秀な武将に。優秀さと人気をサウル王に妬まれ逃亡したりする。サウル王の死後、2代目国王になる。

3代目 ソロモン王

偉大なダビデ王の後、王国をさらに繁栄・発展させた。貿易も盛んに行った。優れた知恵の持ち主としても有名。エルサレムでイェホバの神の神殿を建設。


そしてソロモン王の死後、イスラエル王国分裂


北の十部族がイスラエル王国、南の二部族がユダ王国を宣言します。

南北に分かれて約200年後、北イスラエル王国はアッシリア帝国によって滅ぼされます。
この時アッシリアなどに連れ去られた十部族の人々は、歴史から存在を消します。

そのため、この十部族を「失われた十部族」と呼びます。

北イスラエル王国が滅亡して約200年後、南のユダ王国もバビロニア帝国のネブカドネザル王によって滅ぼされます。
この時、ソロモンの造った神殿は破壊され全て略奪されます。
しかし、略奪された戦利品の中に、「契約の箱」はありませんでした。

はい、ワクワクしますね!!

この失われた「契約の箱」が、ユダヤ人とともに日本にたどり着き、隠されたという伝説があるのです!ひぇー!ロマンです。。


ユダ王国を滅ぼし、自国に捕囚したバビロニア帝国でしたが、その後アケメネス朝ペルシアによって滅ぼされます。
ペルシア帝国のクロス王は、ユダ王国の人々がバビロニアからイスラエルに帰還することを認めます。

このクロス王の勅命により、イスラエルに帰還した人々が、現在ユダヤ民族と呼ばれる人々です。


その後今後はローマ帝国によってユダヤ人の国は占領され、エルサレムの神殿も破壊、多くのユダヤ人が世界中に離散しました。

それ以来、1948年にイスラエルが独立するまでの約2000年間、ユダヤ人は祖国を持たない民族として世界中をさまよっていました。

東に進んだイスラエルの十部族


紀元前722年にアッシリア帝国によって滅ぼされた北イスラエル王国。
十部族の人々がどこに消えたのか、記録も伝承もありません。


しかし、地理的に東に移動したと考えられます。
それはなぜか。
西は地中海、南はかつてイスラエルの民がさまよった砂漠、北にはアッシリア帝国があったので、東にしか逃げられなかったのです。


東方への逃亡を指揮したのは預言者イザヤと言われています。
タナフには、イザヤが来るべき北イスラエル王国の滅亡を預言した言葉が記されています。

それゆえ、あなたたちは東の地でも主を尊び、海の島々でも、イスラエルの神、主の御名を尊べ。

「イザヤ書二四・十五」


実際大陸には、その足跡が残されています。
アフガニスタンでは、紀元前5世紀頃、ユダヤの集落があり、11世紀頃までにはその数が十万人規模まで膨らんだことが確認されています。

また中国の開封には、19世紀までユダヤ教の戒律に従って生活をしていた部族がいたことが確認されています。

特にシルクロード付近にユダヤ人が集中していたようです。

東の果て、島国日本までユダヤ人が来たのかどうか。
そちらもぜひご覧ください。

ということで、第一弾は、主なユダヤの歴史についてご紹介しました。
日本との信じられない共通点は、第2弾、第3弾で書いていますので、ぜひそちらもご覧ください♪

日本を作ったのはユダヤ人だった?失われたアークは日本に?!ユダヤと日本の共通点にワクワクが止まらない一冊をご紹介します。(2)〜ユダヤと日本の共通点〜

日本を作ったのはユダヤ人だった?失われたアークは日本に?!ユダヤと日本の共通点にワクワクが止まらない一冊をご紹介します。(3)〜謎に満ちた秦氏とは〜

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