SNSでよく見かける強い言葉。なぜ人は赤の他人を攻撃するのか。どう対処すればいいのか。前編

読書録
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「他人を攻撃せずにはいられない人」



おはようございます、夢に推しが出てきて最高の目覚め、みかんです。

本日は、常々不思議に思っている「他人を攻撃せずにはいられない人」について。



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SNSでよく見る「強い攻撃の言葉」



私は主にインスタ、Xを使っていますが、どちらにも「そんなこと言う必要ある?」というコメントが多いですよね。

SNS上で誹謗中傷を受けて亡くなる方もいる時代です。

顔が見えないからでしょうか。

匿名だからでしょうか。

正直頭おかしい人だな、一生出会いたくないな、と思ってしまいます。

そんなおかしい人は、どんな心理なのか少し興味を持ったとき見つけたのがこちら。


『他人を攻撃せずにはいられない人』

著者の片田珠美先生は、精神科医で犯罪心理や心の病の構造を分析されています。

この中には具体的な事例も紹介されているのですが、客観的に読む分には信じられないくらい
めちゃくちゃな人たちが大勢出てきます。

後輩に嫌がらせする先輩や、妻を見下し支配する夫、子供の夢を打ち砕こうとする父など。。

読んでてイライラします(笑)

たまにモラハラ夫がSNS上で話題になりますが、実在するんだなーと。

私だった絶対に我慢出来ないけど、されているほうは気付かないらしいです。

興味のある方はぜひご一読ください↓

どうして攻撃するのか?



普通の人は、わざわざ人に嫌な思いをさせませんよね。

そう、攻撃してくる人たちは、普通ではありません。

害になる人々です。


他人を無価値化して、自分の価値を保ちたい


無価値化によって、世界を価値があるもの=自分と、価値のない存在に分け、自分とは異なる考え方や価値観を排除します。

そうすることで、自分のライフスタイルに疑問を感じなくて済みます。

自分の世界に価値がある、と思い込んでそこに安住していられるのです。

これは相手を無視する、というのも入ります。

「あなたに関わる時間が無駄」というスタンスでしょうか。

もはや小中学生のいじめと同じですね。

あの子よりも私の方が偉い、みたいな思いが強すぎるときに無視みたいないじめに走ってしまうのでしょうか。


こういう人は、自分の能力に不安を抱いていて、自信のない人ほど他人を無価値化して自分自身の価値を保とうとするのだそうです。

それを知っていると少し気持ちが楽になりますね。

ああ、あの人は自分に自信がなくて必死なんだな、と。


自分とは異なる価値観を受け入れられない



自分の考えや価値観が唯一最良のものとして他人に押し付けたりする攻撃欲の強い人がいます。

こういう人は、他人の考えなど一切考えません。

権威に頼ったり、怒ったり脅したりしながら自分の価値観を何としても相手に認めさせようとします。

もし相手が受け入れないと、そのせいで傷ついた、というふりをしてでも自分の価値観を押し付けようとします。

これは、自分とは違う価値観を受け入れると、自分自身の決断を変更したり、自分の落ち度や誤りを認めざるをえないかもしれない、という恐怖を避けるため、といわれています。
一種の強すぎる防衛です。

モラ夫でよく聞くパターンですね。




スッとするために正義を振りかざす



特にSNS上で多いのがこれです。

政治家とかならまだしも、他人の生活のあらを見つけて叩く。

なぜ悪を叩くとスッとするのか。

それは、そうすることで「自分には悪がない」というふりをし、自分自身の悪を否認出来るからだそうです。

自分が否認した悪を攻撃対象の他人に「投影」しているのです。

自分の嫌な部分、内なる悪があるからこそ、他人の悪を見つけるとそれを排除し、自分があたかも正義であるかのようにふるまってしまう。

自分にやましいことがある人ほど、負い目を感じていることがある人ほど、他人を攻撃してスッとする快感に浸ろうとするのだそうです。

今度からSNS上でみかけたら、そういう風に思おう…。



最も攻撃欲が強い、無差別殺人の言い訳



最悪の結果ですね。

秋葉原殺傷事件、付属池田小事件など、多くは自殺願望を抱いています。

こういった自殺願望が行動に駆り立てているのではなく、他責的な傾向です。

自分の生活がうまくいっていないのは親のせい、会社のせい、社会のせい、と他者に責任転嫁し、復讐をしようと考える。

こうした事件の犯人たちは、自己愛的万能感と現実とのギャップが大きいのだそうです。

自分はすごい人間だ、という万能感を持っているののに現実の自分があまりに惨めでそれを認めたくないがために他責的な思考を持ち、強烈な不満を持つようになる。

こういった理想と現実のギャップに苦しむのは誰しもで、多くの人は思春期に少しずつ現実を受け入れ大人になっていきます。

それが大人になっても出来なかった。

そのうえ「投影」を行っていた。

自分の中にある「内なる悪」を他者に転嫁しようとする心理メカニズムです。

社会を無価値化することによって、相対的に自分の価値が高まる。


攻撃せずにはいられない人びとの集大成になってしまっています。




小言



最後は怖いことになってしまいましたが、では、こういった攻撃せずにはいられない人に出会ってしまった場合、どうすればいいのか。

対処法知りたいですよね。

こちらについては、また後日書きたいと思います。

出会わないのが一番ですが、万一のため、自分を守るためにぜひとも知っておきたい専門家からのアドバイスも載っています。

もしも今、「何か自分にトゲトゲしてくる人がいるな~」と気になっていたり、実際に苦しい思いをしている人がいれば、ぜひ読んでみてください。

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