
おはようございます、衆院選挙終わりましたね!
もっと政治の話が身近で出来るようになるといいな~みかんです。
本日は選挙も無関係ではないお金の話。
「三千円の使いかた」
パッと見たところ、ハウツー本かな?と勘違いしそうな題名ですが、小説です。
小説だけど、全年代のお金の悩みが非常にリアルであれ、これ私の話?とハウツー本にもなります。
正直なところ、私はお金に関する勉強が好きなので大体この本に出ていることはやっていて、
参考になる、ということはありませんでしたが、50代、70代になったときの生きた方として
一つのロールモデルが見れたような気がしました。
私は現在働いていないので、年配の人は自分の両親、祖母くらいしか周りにいないのでね。
他にも知れてよかったです。
短いしさくさく読めるのでぜひ手に取ってみてください♪
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どんな話か忘れたくないので、ざっくりまとめます↓
ざっくりあらすじ(ネタバレ無し)
御厨家にまつわるお金の話
御厨 真帆(姉):20代前半で結婚して証券会社を退社。金融知識で貯金600万
美帆(妹):一人暮らしを満喫中。お金の不安が出てきた。貯金30万
智子(母):専業主婦。習い事に熱心。貯金100万
琴子(美帆の祖母):一人暮らしをしている。貯金1000万
真帆
友人の中では早めの結婚で子供も生まれ、旦那は消防士で安月給ではあるが安定している。
金融知識もしっかりしているので、やりくり上手で貯金は600万になった。
そんな生活に満足していたはずなのに、学生時代の友人たちとのランチ会で心がざわざわする事態に。
友人の一人がお金持ちと結婚することに。
皆で結婚の話題について話していたところ、別の友人から「真帆はよく23歳で決断したと思う」と言われる。
「仕事もすべてやめてあの旦那一本にかけるってことでしょ?すごいよね」
「私にはできない。まだやりたいことあるし、仕事も恋愛も」
うーーーーん。この友人の言葉は確かにモヤっとしますね(笑)
私は敏感なので、あ、この友人は無理かもと思っちゃうかもしれません。
確かに23歳で結婚して仕事を辞めることに対して、そう思うことはあるかもしれませんが、
あえて本人に言うかな?
旦那さんがイケメンで幸せそうな過程を築いていることを妬んでの発言かな?
ここで、「旦那イケメンだから、早く捕まえないとと思ってね~」くらい言えればよかったのかも
しれませんが、真帆はそんな感じではなく。
もやもやしてしまいます。
なんのためにこんなに節約頑張ってるの?
美帆
20代で憧れの街で一人暮らしを満喫して順風満帆に思われたが、会社でお世話になっていた独身女性がリストラになり、その人に対する社員の態度を見て急に不安になる。
自分の安定の基盤になっていた会社に対する不信感。
長年付き合っていた彼氏とも別れ、ペットが飼える中古物件を探し始めると、お金のなさに愕然とする。
そこで姉の真帆に相談したところから、お金に対する考え方が変わり始める。
美帆は、よくいる一般女性という感じですね。
仕事の前にカフェによってコーヒーをテイクアウトしちゃう自分が好き、みたいな。
本当私に一度家計簿任せてほしい!笑
無駄遣いの嵐だと思うな~。
智子
真帆と美帆の母。専業主婦。それほどお金に関して悩むことはなかった智子だが、事態は急変する。
智子に病気が見つかり、手術・入院することになった。
開腹手術をして退院した日でも、「今日どうする?外食でもデリバリーでもいいけど」とメールしてくる夫。
急に夫である和彦に対する不満が湧き出てくる。
それは絶対そう!!退院したその日に夕食の心配をしてるのめっちゃ腹立つ!!
お前作らんのかい!!まぁ智子曰く、和彦は何も出来ないから、和彦の母親である琴子のとこに
行く?みたいなことも言うんですが、退院したその日に義母のところに行きたいわけあるかい!!
えーーーめっちゃ無理。
和彦無理。熟年離婚しかない。
そんなとき、入院・手術や相談に乗ってくれていた親友の千さとが離婚するという。
元客室乗務員で、夫も航空会社勤務だったという比較的裕福な家庭だが、夫の不倫で離婚することに。
話題はもっぱら離婚後の財産分与についてだった。
それを聞いてから急にお金の不安が出てきた智子。
500万ほどあると思っていた貯金は100万ほどになっていた。
琴子
73歳の琴子は一人暮らし。貯金は1000万あり、一時は色んな銀行に預け入れて金利でちょっとしたお小遣いを稼いでいた。
しかし最近はそんなやる気もなく。
そんなとき、嫁の智子の提案で智子の知り合い相手におせち教室を開催する。
大勢の人と会話すること自体も楽しかったし、その報酬として智子から5000円を貰い、久しぶりの気持ちになる。
人のために動いて報酬を貰えるって嬉しい。
そこから琴子は73歳にして職探しを始める。
貯金は1000万あるが、介護が必要になった場合のことを考えるとお金の心配がないわけではなかったし、働く喜びを見出していた。
73歳の就職活動は実を結ぶのか??
いやー琴子さん素敵!私も常々70歳になっても働ける仕事ってなんだろう?と考えています。
そのために色んな資格取ったり。
実際に(小説の中だけど)新しいチャレンジを始める琴子さん素敵だな~
ざっくりあらすじ(ネタバレ有り)
真帆
モヤモヤの原因になったランチ会でお金持ちとの婚約を発表した友人が、実は婚約者の両親から1億円の保険金をかけられそうになっていることが判明。
元証券会社勤務で詳しいからと真帆のところに相談にきます。
結局その友人は破談に。
真帆は夫の優しさに改めて結婚して良かったともやもやをほとんど?振り払えたのかな。
美帆
お金の勉強会で知り合った翔平と付き合い始めた美帆。
年下の翔平は一緒に過ごしていて居心地の良く、付き合った当初から結婚の話題も出してくるなど未来を考えたくなる相手だった。
しかし、突然翔平から驚愕の事実を伝えられる。
美大に行くための奨学金約550万円を実は親が借りていた。
翔平はその事実を知らされることなく美大を卒業していた。
家族に相談する美帆。特に智子は反対の姿勢だった。
お金の大事さを痛感し始めた御厨家に、550万円の奨学金(もう借金)がある翔平。
美帆は翔平の両親に会いに行ってみるが、そこには御厨家では考えられない環境が広がっていた。
いやー私だったら残念だけど翔平とは別れますね。
翔平ごめんだけど、義理の両親があんなんだと思ったら結婚は無理。
550万円の奨学金を抱えてまでも耐えられる義実家じゃない。
翔平はいいやつだから心苦しくなりますが…
美帆は、御厨家の人々はどうしたのか。
最初は反対していた智子でしたが、美帆の知らないところで話し合っていた。
智子たち夫婦の貯金から50万円を、美帆への結婚祝い金として渡す。
琴子から年利1%で500万円を借りて、利子の支払いがこれ以上増えないように一括返済する、というもの。
智子夫婦の50万円も、琴子の500万円も本当にきつい状況から出すお金だということをちゃんとわかってほしいと翔平と美帆に伝える。
美帆と翔平は月々の返済を琴子の家まで渡しに行くことにするのだった。
その他
実は、琴子さんのガーデニング友達の安生という世界中をふらふらするおじさんが登場します。
その人の人生もまた面白いので、これはぜひ「三千円の使いかた」を読んでみてください。
小言
独身のときはそんなに気にしたことがなかった「お金の話」。
やはり結婚、子育てとなるとお金がかかってくるので否が応でもお金について考えなくては
ならなくなります。
でも別に悪いことではないですからね。
むしろ、積極的にお金の話をしていけば、お金の知識も増えてきっと自分のためになると思います。
御厨家に降りかかる様々な問題が私たちにお金の大切さを改めて、リアルに突き付けてくれる作品でした。
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