キレない子供の育て方。子供が癇癪をおこしたときの対応~グリーンゾーンとは?

子育て
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癇癪を起す子供



おはようございます、強烈寒波により家に引きこもり、みかんです。

子どもたちを雪で遊ばせたいけど、寒いの無理いいいい。




「テレビを消したら起こって喚き散らす」

「兄弟げんかが激しくてすぐ手が出てしまう」

「負けず嫌いで、ゲームに負けるとキレてしまう」


子どもがいるとこんなの日常茶飯事ですよね。

って分かっててもイライラしちゃうし、どう対応するのがいいのか正解が分からない。

そんな人へ向けて書きます。

何を隠そう、私は子供がキレるとママもキレるくらい怒りっぽいのでです(子供たちが可哀そう…)
この本を読んで、「自分がどうすべきか」明確になったので記録として残しておきます。



(1)はこちら↓
自己肯定感を高める子育て。高いとどうなる?低いとなぜ良くないのか?学力<自己肯定感。

(2)はこちら↓
塾、習い事、宿題・・・忙しすぎて子供は疲れていない?忙しすぎると何が良くないの?



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「キレない力」と「グリーンゾーンの関係」




この本の著者は、ダニエル・J・シーゲルというUCLA医科大学精神科臨床教授であり、育児と子供の発達に関して多くの著書があります。

もう一人共著がいますが、その人はティナ・ペイン・ブライソンという児童青年心理療法士さんです。


「キレる」状況には、交感神経系と副交感神経系が複雑に絡んでいますが、それを子供にもわかりやすく説明できるように著者たちが作ったモデルがこちらです↓

感情の3つのゾーン


子どもの感情には3つのゾーンがあります。

  • グリーンゾーン:バランスが取れた状態で、困難にぶつかったり負の感情を味わってもキレない
  • レッドゾーン :怒りやいら立ちが爆発。自律神経系が過覚醒し、自分では抑えられない。
  • ブルーゾーン :心を閉ざすことで、不快な状況に反応する。


レッドゾーンに入る、つまり「キレてしまう」と、きちんと判断することや「泣くのをやめること」、「今すぐおとなしくすること」が出来なくなります。

ここです!!ここを読んで猛反省しました。
イライラしいな私は、子供たちが泣き叫ぶと、とりあえず泣くのをやめさせようとしてしまっていました。
めちゃくちゃ怖く。無理やりに。

鬼!!!!しないんじゃなくて、出来なかったのに!!!

まずは寄り添うこと。頭に叩き込みました。。



大事なことは、

  • 子供がキレてしまったときに、グリーン・ゾーンに戻してあげること
  • 成長とともにグリーン・ゾーンを広げる手助けをすること



これは当然大人にも当てはまります。私はグリーン・ゾーンが致命的に狭そうな気が・・・。




「キレない」子供に育てるための方法



まずは睡眠!!!たっぷりとらせる



十分な睡眠は、日中の神経の発火でたまった毒素を掃除し、きれいになった脳で翌朝をむかえられるようにしてくれる。

十分に取らないと、あらゆる脳と体の働き(注意を払う、学ぶ、我慢する、柔軟になる、食物を消化する)に不具合が起きる。

しかし皮肉なことに、現代は良かれと思って親や学校が毎日を充実させるために詰込み、子供たちの睡眠時間を奪うことも多い。

睡眠の重要性は、本当に色々な本に書いてあります。
我が家も本を読んで睡眠時間の確保を何よりも重要視するようになりました。

20時就寝、6~7時起床で10~11時間(2歳の娘は約2時間の昼寝も)。

これでもアメリカ睡眠医学界のガイドラインが推奨している睡眠時間に達していません。

どうすれば・・・。




グリーン・ゾーンに戻す方法


①寄り添い共感する


子どもがレッド・ゾーンに入ったら、すぐに気持ちで繋がり、理解していること、耳を傾けていることを感じさせてあげる。
共感をこめた声で柔らかい表情をして次のように話すと良い。

〇テレビの見過ぎを注意されて「かんしゃく」を起こしたら
→「どうしてももう一つ見たかったんだね。怒ってて悲しいの?うん、つらいね。そばにいるからね」

〇おもちゃの一部が壊れてしまって泣きわめいたら
→「わかるよ。おもちゃが壊れて本当に怒ってるんでしょう?がっかりしちゃったね。」


子どもの目の高さより下に、くつろいだ姿勢で座り、共感をこめて「すぐそばにいるよ」と言えば、もっと効果が高い。



親はどうしてもその怒りを早く沈めたくて、おもちゃを治してあげたりしがちだが、問題をすぐに解決してあげなくても、子供は親からの共感と繋がりを心の深いところで感じ取り、グリーン・ゾーンに戻れる。


②自分を客観視させる



先ほどの感情のゾーンを子供に教え、行ったり来たりすること、何かをするためには、グリーン・ゾーンに戻ることが大事であることを伝える。

また、感情が爆発したときは、自分の中で何が起こっているのかを感じさせる。

(例)心臓がバクバクしている、顔が熱くなっている、手を握りしめている、など。

そして、客観的に自分をみる練習をさせる。
(スポーツ好きな子なら、選手目線と観客目線と伝えるとわかりやすいかも)

この感情のゾーンを5歳の息子にも絵を描いて教えてみました。

ちょっとカッとなったときに、「今何ゾーン?」と聞いていると、「レッドになっちゃった」、「グリーンに戻さないと」と少し客観視できている雰囲気になりました(笑)

子どもでも知っているだけで違いそうです。




小言



この本には他にも色々な声掛けの具体例が載っているので、親として非常に参考になります。

実際子供がひどい癇癪を起したり、あまりに頻繁に兄弟げんかをすると、親の余裕もなくなって
この本のような理想的な対応は出来る気がしませんが、知識として知っているだけで気持ちが違います。

少しずつ、穏やかな声掛けが出来るように頑張り・・・たい・・・な。。


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