『塞王の楯』あらすじ紹介ネタバレ有り。無事オタクが誕生しました

読書録
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塞王の楯



あっという間に夏休みが目前に!!みかんです。

ちょっと、久しぶりに心の底から「っおっっおもしろすぎる!!!!」と心がぶるぶる震えました。

私の中での最高一冊は今まで「ジェノサイド」(高野和明)がダントツでした。
もう大好き。
仕事中もさぼって読むくらい本当に止められなくて何回読んでも面白い。

次点が「三体」かな?って感じだったんですが、
中国SF小説の金字塔「三体」三部作まとめ。最初は???だったけど、第3部で今までの期待をはちゃめちゃに超えてきた!

抜きんでてきた「塞王の楯」をご紹介します!!!!


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「塞王の楯(今村翔吾)」ざっくりあらすじ(ネタバレなし)


戦国時代、織田信長に侵攻されて家族を失った匡介は逃げるさなか飛田源斎に拾われる。
源斎は本拠地を近江に置く穴太衆飛田屋の頭領であり、その確かな腕から「塞王」と呼ばれていた。
穴太衆とは、石垣を作る職人集団である。
穴太衆は山から石を切り出す山方、遠方まで計画的に運ぶ荷方、実際に石垣を積む積み方の3つに分かれている。

山方頭領が幼いころから匡介をみてくれている段蔵
荷方頭領は源斎の親戚であり匡介のライバルでもある玲次、
そして積み方の頭領が源斎だった。

豊臣時代になり、戦も数をひそめ、石垣を作る仕事にも少しずつ変化が出てきたが、
飛田屋は変わらず「人を守るための石垣」を作ることにすべてを賭けていた。

比較的穏やかな日々を過ごしていたが、風向きが怪しくなってくる。

石田三成が動き出す。


飛田屋はどこに付くのか。


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「塞王の楯(今村翔吾)」ざっくりあらすじ(ネタバレあり)



豊臣時代の比較的戦の少ない時期、飛田屋は大津城の石垣修復の仕事に入る。

近江国の大名で大津城主の京極高次は世間では「蛍」と呼ばれ凡将と噂されている。
その印象で大津城の修復に入った匡介だったが、実際の京極は戦は出来なそうだが人懐っこく、
一般的な大名では考えられないくらい距離の近い人物だった。
その正妻であるお初の方も朗らかで仕えるもの、民たち皆から愛される人物であった。
このお初は、京極高次の妻というだけではなく、浅井長政の娘、織田信長の姪、秀吉の嫡子である秀頼の叔母、五大老筆頭徳川家康の嫡子秀忠の義姉と数々の英雄との繋がりを持った人である。

匡介は大津城の人々に惹かれ、絶対に守れる城へと変えるべく、空だった外堀に水を引き入れる。
堅固な水城となった。

それからしばらくして豊臣秀吉が亡くなる。

世が再び動き始める。

秀吉の遺言を一人守り、塞王である源斎は東軍と共に伏見城に入る。
西軍の新たな鉄砲を死ぬ直前までその目に焼き付け、源斎は匡介の元へ帰ることはなかった。



徳川率いる東軍が会津の上杉景勝を討つべく向かう途中、大津城に立ち寄り高次に畿内が不穏なので残るように伝えていた。
その後、三成が家康を討つべく軍を起こし、畿内・近畿はあっという間に西軍に染まった。

三成からの誘いに最初は断った高次だが、西軍10万以上の畿内において耐えられるわけがない。
ついに西軍につくことを表明する。

その知らせを聞いて、大津城が攻められることはないと踏んだ匡介はほっと胸をなでおろす。

しかしその二日後、大津城改修の折、名目の奉行としてともに仕事をした多賀孫左衛門が穴太の屋敷に駆け込んでくる。

大津城を助けてほしいという。

実は、高次は西軍についたと見せかけて離脱し大津城に籠るつもりだという。
理由は、三成が描いた戦略にあった。
三成は、東軍が上杉に気を取られているうちに畿内周辺を完全に制圧し、美濃、尾張、美川へと東征を試みようとしていた。しかしおそらく家康は引き返してくる。
そこで三成は、大津での決戦を望んでいた。

その理由は3つ。
1つ。対象を務める毛利家は後ろ向きな姿勢で大阪城から本体を動かすのを渋っている。
さすがに東軍が大津までくれば、毛利家としても本腰を入れて兵を出すと目論んでいる。
2つ。兵站。東軍は大軍勢を維持して長距離を移動せねばならず、兵糧が厳しくなってくる。
一方畿内を完全に制圧していれば西軍は兵糧の供給は容易い。
3つ。大津城が湖に面していること。大津城に高次の兵を入れて東軍をひきつけ、さらに近辺に西軍の兵を展開させる。両軍が睨みあう中、北陸方面を船で湖を移動させ、東軍を挟み撃ちする。

唯一三成は大津城の守りを危惧していたが、匡介が守りを固めてしまった。

家康も三成も大津城を捨て石にしようとしている。
大津一体が大変なことになる。

大津を両軍対決の戦場にさせないために高次は一度は転んだ西軍から再度離反し大津城に籠って戦う覚悟を決めたのだった。
そして高次は匡介に力を貸してほしいという。

懸という緊急事態に飛田屋は急いで大津城へと向かう。
しかし西軍も動きが早く石を十分に運び込むことは出来なかった。

大津城を囲むのは西軍総大将毛利輝元の叔父、毛利元康。そして西国無双といわれる立花宗茂。


匡介は大津城を守るため穴太衆として様々な仕掛けを新たに作り出していく。

最強の楯としての穴太衆と対角にある最強の鉾である国友衆。
穴太衆と同様に近江を根城にする鉄砲作りの一族。
その次世代を担う国友彦九郎は匡介をずっと敵視していた。
匡介が大津城に入ったときき、彦九郎は西軍の立花宗茂の元へと向かう。
国友の鉄砲と穴太衆の石垣、どちらが最強か。


様々な技術で西軍から大津城を守る穴太衆。
西軍の当初の予定よりも守りが固く時間がかかっていた。
徳川率いる東軍と西軍の決戦までに大津城を囲む毛利元康たちも向かわねばならない。

大津城を守る外堀の水を抜こうとする西軍
それを阻止しようとする大津城

限られた石で西軍を迎え撃っていたが、彦九郎の策によって石が足りない。
荷方である玲次は城を出て湖から石を入れるという。
夜半暗くなった時を狙って荷方数名を連れて暗闇に消えていった。

ここー!!!!
最初は玲次って匡介をライバル視していたしあんまりよくない関係かな、、と思っていたのに!!
む、胸が熱くなりすぎる…!!!
しかしここから更に想像を超えすぎる胸滾る展開になります。

いつもは結末などを忘れてしまうのが嫌で備忘録として残すんですけど、この本は忘れられない!

映画の一場面一場面のように脳裏にはっきりと思い出せます。

ここからは面白すぎるので絶対にご自身で読んでほしい!!

結末が気になる方は調べれば史実なのですぐ出てきます。

誰がどうなったのか。
そんな歴史をこれほどまでに面白く、登場人物を凄まじく人間味あふれる一人の人間として描けるのが本当にすごい。

オタクの誕生です。


小言


正直前半部分は「うむ、それほどでもないのでは?」と思ってしまった私です。
読み進めて良かったー!!!

登場人物は本当に皆好き!好きすぎて無理!ってくらい魅力的に描かれ過ぎて大ファンになってしまいました。
他の本も読まないと…!!!

古代史や神話が好きで、この辺りはざっくりな歴史は知っていましたがそれほど好んではいませんでした。
推し武将とかいなかった。

けれどもまんまと立花宗茂推しになりました。

かっこよ!!!!


また石垣も見に行きたくなりました。

どうやって作っているのか不思議に思ったことはあれど、調べるところまでは出来ていなかった石垣。
穴太衆という存在を知れて、また一つ人生が面白くなりました。

今すぐ滋賀県にいきたーーーーい!!!!

ハマりすぎて今村翔吾さんの本他にも読みました↓
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あれ、どんな結末だったっけ?とよく忘れがちなので備忘録に残しています↓

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