「息子のトリセツ」内容紹介。男の子という生き物、理解すれば面白い男子育児

育児
息子のトリセツ(黒川伊保子)
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「息子のトリセツ」(黒川伊保子)
息子のトリセツ(黒川伊保子)


おはようございます、みかんです。

「母も惚れるいい男。手に入ります。」

凄まじいパワーワードじゃないでしょうか。
書店で見かけてついついこの言葉に惹かれ購入しました。

読んでみると、面白い!ページ数もそんなにないので、さくっと読めちゃいます。

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男の子は宇宙人と聞いていたけれど・・・

現在4歳の男の子を育てていますが、まだ宇宙人まではいかないかな?

江頭化してきました。

1歳からトミカが大好きで2歳になると車道を走っている車を見てはその車種を大声で叫ぶというのにはまっていました。

あれだけ好きで集めていたトミカ。
あれだけよく覚えていた車種。

今ではほぼ忘れてしまっています(笑)

子供のブームはあっという間に過ぎ去ってしまうんですね。

今は急にきた工作ブームで、ノリとハサミを手に紙や段ボールを切りはりしています。
あとは深海魚と古生物(アノマロカリスやオパビニアが大好き)に夢中かな。

素敵な男の子に育ってくれれば嬉しいな、という気持ちで購入したこの本。

非常に興味深かったので、自分のための記録がてら「ほお!」と思った点を中心に書き出します。


男の子の部屋は散らかしっぱなしでも良い?!

人間の脳


大多数の男子は「空間認知優先型の脳」女子は「コミュニケーション優先型の脳」

脳の機能は一緒だが、とっさにどこを使うのかが違う。

とっさに遠くを選択する男脳と、近くを選択する女脳(遠くの危険物に瞬時に対処、近くの大切なものを守る)

この2つが揃わないと命を守れない。

「とっさ」が違うから補い合えるが、だからこそイラっとしやすい。

喧嘩する男女

男の子の「ぱなし癖」


向こうまで行くついでにこれも持って行こう、、とか出来ない。

決めた目標に一直線。
やる気がないのではなく、出来ない。

★「ぼんやり」と「ぱなし」を許す!

左脳と右脳を繋ぐ脳梁が、女性の方が太い

(男子は妊娠28週を過ぎると男性ホルモンの影響で体内で脳梁が細くなる)
左脳右脳の連携が自我を生み出し、目の前の人に心を寄せるのに重要。

男子は「遠く」優先の脳で生まれてくる。

距離感や、ものの構造を見抜く力がある。だから車や電車が好き。
他人が触らない、ずっとキープできる基地があると男子の空間認知力はぐんと上がる。
集中力もつく。

「想像と実行」を交互に繰り返すことが大事なので、聖地を作ってあげる。片付けもほどほどに。

妊婦さんのおなか

母親は原点


男子は母親を原点として距離を見ながら座標を広げていく。

母は穏やかな表情で揺るぎない原点でなくてはならない。

イラついても、「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」は穏やかな顔で


「失敗を恐れて細かく口や手を出すこと」、「小言と指図と塾と習い事でかまい倒す」のは男性脳を潰す。

ぎゃーーー!!!!
これまさにやってました;;
1回読んで、「なるほど〜」と思ってたのに時間が経って忘れてた!!
ついつい先回りして言いすぎるようで、最近息子から、

「今しようと思ってたのに!」

と言われています。

猛反省。


世界の不条理や厳しさは、冒険ファンタジーで教えられる。

文字情報をイメージに転換する読書は脳のあらゆる場所を刺激して成長させる。

年齢と脳の成長


8歳が小脳の発達臨界点(あらゆるセンスと創造力を担う)

男子のぼんやりは脳が必要としている時間(頭が良くなっている時間)だと思ってそっとしておくこと。

9〜12歳は脳のゴールデンエイジ。脳が神経繊維を劇的に増やす時期。

大切なのは、「経験」と「睡眠」

この経験を、読書が担ってくれる。日常では体験できないようなことも読書なら体験できる。
読書好きになるためには、幼少期の絵本が大切。8歳までは読み聞かせを。

こういう育児関連の本を読むと、必ず「読み聞かせが重要」と出てきます。

それで私も2週間に1回、20冊図書館で絵本を借りて出来るだけ読むようにしています。
如何せん短気なので、読んでる途中で「なんで?」とまくし立てられてイライラしがちという始末なんですが…

でも、こういうことがないと、ついつい読まない方向にいってしまうので、本を読んで良かったですね。



14歳を過ぎると男性脳型の問題解決優先の対話スタイルになる。

テストステロンの分泌量がいきなり増える時期。

それまでに、共感型の優しい対話をマスターさせれば、大人になって「女性の気持ちに共感し、優しい言葉をかけられる」男性になる。

言葉は人間関係を作る

命令形は使わない。

「かっこいい」「カッコ悪い」が殺し文句。頼りにするのも効果的。

妹がお兄ちゃんのおもちゃを使いたくて泣くとき→

×「お兄ちゃんだから貸してあげて」
◯「どうしたらこれがお兄ちゃんの大事なものって分かってくれるかな。。。」

頼られるほど、男の子は凛々しく、賢くたくましくなっていく。

男は空間認知型なので、概念的にも順序を重んずる。

兄弟の順番、そして父親がまず始めだと、男脳にしっくりくる。

テヘペロする女性


女性が身につけるべき最大のビジネスマナー

「弱点をいきなり突かれても気にしない」「頼り返す」

男性は基本、ゴール思考問題解決型の対話をとる。
男性は、良かれと思って早く問題を解決すべく返答している。


(例)

(男性の正解)「今度このお店行かない?」「予約取れるかな」いらっ
(女性の正解)「今度このお店行かない?」「予約取れるかわからないけどやってみよう」

こんなときは、「そこなのよ、よろしく頼むね!テヘペロ!」で頼り返す。
男性脳はおしゃべりには作られていないので、ついで話や結論が見えない話も好まない。

ヒトの脳は、12歳半を過ぎたあたりから子供脳型から大人脳型に変える。
(丸ごと記憶から、差分だけ記憶に)

 記憶が混乱している思春期は、自分の意見を求められるのがストレスになる。

そんなときは、自分に関係ない話を聞くと良い(社会や政治など)


食事の重要性

和食

性格じゃなくて栄養が悪い

脳が正常に働くために大事なこと

①血糖が安定して供給されていること→血糖値が低すぎないこと
②信号が無駄に減衰しないこと→コレステロール値が低すぎないこと
③筋肉ホルモンがしっかり出ていること→ビタミン、たんぱく質がバランスよく摂取できていること

栄養が枯渇すれば、やる気がなくだるそうにしていて突然切れる男の子になってしまう?

 
塾前などの小腹が空いた時に食べるなら、菓子パンじゃなくて、ゆで卵!夜食に卵スープもよし!

空腹に甘いものを食べると急激に血糖が上がるので、インスリンが分泌されて逆に低血糖になってしまう。

不登校児の多くが低血糖症?(空腹時に甘いものを食べすぎ?)
朝食は最も飢餓状態から始めに食べる食事なので、一番気をつけるべき。

甘いパンにジュースは×

これを読んでから、朝にジャムパンを出すのをやめました(笑)

子供を育てる上で知っておきたいこと

身長を伸ばすためには

14歳ごろが大事!就寝前のゲームやスマホはやめたほうが良い。

「なんでなんで」の質問期には?

分からないときは、「ほんとだ、何でだろうね。素敵な質問だね。お母さんにも分からない。
答えがわかったら教えてね」と答えてみる。

男の子には、「ゴール」「ロールモデル」が必要になる。

学校へ行くのは何が目的か→様々なものの見方を手に入れるため
男性脳は、目標が高いほど今を楽に過ごせる
近いと、ゴールだと思っていた場所がゴールじゃない時にがっかりする。

目標が変わるたびモチベーションが下がってしまう。
目標はうんと遠いところに置いてあげると良い。

女性は今目の前のこと(テスト、体育祭、文化祭)に夢中になっているうちに時が過ぎている。

こういう親の子だけは一流になれない(プロゴルファー伊藤佳子さんの言葉)

結果にコミットし過ぎる親。子供よりも結果に一喜一憂すると、子供が失敗を恐れるようになる。
失敗すると、新しい道を拓ける。

女性脳は潜在的に失敗を恐れるようになっている。子育ては失敗できないから。

「確信」を持てるように接してあげる

確信が持てないと、賞賛や承認を求めて他人の思惑の中を生きるようになってしまう。

確信は得られないから、一生承認を求めて心の飢餓状態地獄を行くことになる。

確信を持つためには、失敗を重ねること。ただし、平気になってはいけない。
脳が自己の失敗だと分からないから。

失敗したら、潔く失敗を認め、心を痛める。ただし後悔はひきづらなくて良い。

過去の失敗を蒸し返されるとビビリのホルモン、ノルアドレナリン(ブレーキ役)を分泌する。
やる気の信号が減衰してしまう。

「あの戦略は良かった」「諦めないあなたを誇りに思った」など褒めてあげる。

共感力の身につけ方

5W1Hの質問は要注意。(幼稚園どうだった?など)

スペック確認の質問なので、解決を急ぐ問題解決型の質問になる。

自分が夫にされたら嫌な質問の方を息子にしていた!反省。

これは、日々の生活がゴール志向型になっているから。
何時までに宿題!ご飯!お風呂!早く寝る!

そんな楽しくない会話しか出来なくなってしまう。
いきなりの5W1Hは家庭内で禁止!

弱音を見せること

男は庇ってあげないといけない人を持つことがエスコート力を身につける上で必須になる。

巻き込みたかったらまずは母親が楽しそうに!そして少しずつ頼ってみる
(これ味見してみて!おかげで美味しくなったね!)


母の柔和な笑顔と言葉が息子の柔和な笑顔につながる。
一日中優しくしろ、ではなく、感情の起伏もあって勿論良いが、「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」の2点でも優しい表情でいれば、途中がどうでも優しい母と思い込む。

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小言

「〜しっぱなし」や「ゴール思考問題解決型の対話」は息子というよりは旦那さんに対して「あるあるー!!」と思っていたことに当てはまったので、旦那さんにも優しくなれそうな話でした。

基本イライラしがちなので毎日寝る時に「怒ってばっかりでごめんよ。。。」と反省するのですが、
「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」だけでも優しい顔で!というメッセージは実行しやすく、読後から意識しています。

また、栄養に関する部分は黄色く背景を変えていますが、あまりにも無頓着すぎて「ほおー!」と勉強になった部分です。

きちんと考えたことがなかったので、本を読む前までは朝ごはんにジャムパンなど出していましたが、今は野菜サンドにしています(笑)
こんな風に栄養が子供の成長にどう関わっているのかが身近に感じられると自分の意識も変わりますね。

正解はない子育てだからこそ、色々な本から新情報を見つけることが楽しみです。

女の子のパパ・ママにはこちらも!


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