「はじめる習慣」(小林弘幸)ざっくり要約。三日坊主になってしまう人にも朗報!

はじめる習慣 読書録
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はじめる習慣(小林弘幸)



おはようございます、毎月1日は家族以外とおでかけする予定を入れよう、みかんです。

働いていないので本当に人に会わない。

このままではいかんと出不精の重い腰を上げ始めました。



本日は、「はじめる習慣」について面白い本を読んだので自分なりにまとめたいと思います。
短いのでさくっと読めました。

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「はじめる習慣」小林弘幸


著者の小林弘幸さんは、順天堂大学医学部の教授です。
自律神経の研究を長らくされていたそうで、この観点から話は進んでいきます。

なんとなく大事だろうな~ぐらいにしか思っていなかった自律神経ですが、
実は人生が穏やかに進むのに非常に重要なもの。

医学的な知見から話されるので、読んでいて納得感も得られました。
メカニズム系のお医者さんの話大好き。

忙しすぎて新しいことを始めたくても動き出せない

何か始めてもすぐしなくなってしまう

そんな人にも刺さるアドバイスが沢山あるので、ぜひ読んでみてください。

「はじめる習慣」気になったこと

自律神経ってなに?


アフターコロナになってはいても、あの3年間は確実に私たちの生活にまだ影響を与えている。
コロナ禍以降、心身の不調を訴える人が増えたままだという。

これは、コロナ禍で積み重なったストレスで自律神経が乱れたままだから。

何か調子がいまいち、という人は、自律神経を整えることがおすすめ。


自律神経とは、血圧や呼吸数など体内の特定のプロセスを調節している神経系。
意識的な努力を必要とせず勝手に身体がやってくれるので「自律」神経。

特に現代社会で多くみられるのは交感神経が働き過ぎて過緊張になる不調。

この自律神経は意識やイメージと密接につながっているので、寂しさや暗さをイメージするとその状態も悪くなる。
逆に、希望やわくわく感を持っていると、それだけで自律神経が整い実際に体の調子もよくなったり感情のコントロールがしやすくなる。

気持ちが変わると自律神経にプラスに働き、血流がよくなり、集中力が増し意欲的に取り組むことが出来るようになる。


自律神経を整えるためにできること


①まず、はじめてみる

新しいことを始めることはわくわくすること。
脳に刺激を与えてくれる。それを長く続けるかどうかは関係なく、とりあえず「はじめる」ことが大切

・最初にやるのは机の上をきれいにする
・終わったものは捨てる
・気になる用事は3日以内にやる       など

②ストレスを減らす毎日のひと工夫


余計なストレスから身を守るために出来ることはあらかじめやっておく。
ストレスがあるとイライラして自律神経が乱れ調子が悪くなる。

・大事なのは「受け入れる」「放置せずに対策する」
・カバンが黒ならスマホケースはオレンジ色にする    など

↑かなり具体的な対策も本書で提示してくれています。
確かに物を探すのって地味にストレスですよね。私も夫がいつもと違うところに片づけてしまったときにそれを探すのがめちゃくちゃストレスなのでどうにかしたいな(笑)

③流れを意識する


この世には流れというものが存在する。
悪い流れというものも存在するがそれは受け止めてそこでは勝負しない。

・人生の節目を意識しすぎない(40歳、とか定年など)
・今日を乗り切ることだけを考える     など


④気持ちを整える


ストレスは人間関係の問題から生じることがほとんど。
しかし相手を変えようするのはやめた方が良い。
期待して変わらないことにストレスを感じて自律神経が乱れてしまう。

・気持ちを整えるカギは「見切り」と「割り切り」
・「期待している自分」に気づく

⑤もやもや、イライラを上手に軽減する


ストレスを自分でコントロール術を学び実践することで生きやすくなる。

・体だけは元気でいようと意識する
・相談するときは「たいした問題ではないけど」と前置きする
・五感を使ってリフレッシュする
・気持ちを切り替えることをあきらめる

イライラをコントロールすることが苦手で働いていたときもおじさんたちとけんかしていた私です。
しかも引きずるタイプで今もたまに思い出してはイライラしてしまいます。
なので「切り替えることをあきらめる」と明言してもらえてすっきりしました。
もうこれでいい!って思えます。


⑥年齢に向き合う


・「どうでもいいこと」は捨てておく
・「自分を活気づける」ものを生活に取り組む
・若い世代と「うまくやっていこう」としない
・毎日の「わくわく度」が若さに比例する

最近体の老化を感じることが多々あるんですが、自律神経も年を取るらしい。
無駄に若者に合わせる必要はない、逆に高齢者に合わせる必要もない、というのは納得です。

その他


まだまだありますが、ざっくり。

・「ワンランク上の健康」を目指す
・「食」を整える(1日2本のバナナで腸を整える、夕食に納豆やヨーグルト)
・午前中に仕事を終わらせる
・相手の意見に反応しない
・自分に合う健康習慣を見極める(誰にでも早寝早起きが良いわけではない)
・生きているうちは「毎日が修行」、がんばるのも逃げるのも修行
・「心を動かすこと」と「身体を動かすこと」を休まない




小言



「はじめる習慣」というので、何かを始めることが重点的に書いてあるのかと思いきや、
最初だけであとは具体的な心と身体にいいことが書いてある、という印象でした。

それでも、何事も習慣にするのが難しい中ただはじめればいい、という著者の言葉は心を楽にしてくれます。三日坊主でも良い。まず何か新しいことを始めること自体が自分にとって良いことだと。

自律神経は自分の意志とは無関係で動いていますが、ストレスで乱れることもあるので
出来るところは対応したい。

個人的に新しいことを始めるのは好きなので、このままこの生活を続けていきたいな~。


他にも「生きる」を楽にしてくれる本をまとめています↓

「反応しない練習」(草薙龍瞬)心を振り回されたくない!穏やかに生きたい!そんな人におすすめの一冊をご紹介します。

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