こんばんは、久しぶりに夜起きています、みかんです。
いつもは子供と一緒に20時に布団に入って、大体4時くらいから起きています。
これは、寝かしつけの時間が苦手だからです。
ひたすら子供が寝るまで待つ、というのがストレスでなんですよね。
寝ないとイライラしちゃうし。
いっそのこと一緒に（むしろ先に）寝てしまえば気にしなくていい！とこのサイクルにしました。
ところが最近急速に身体がおじいちゃん化。
何と2時に目が覚めます。
そして一度目が醒めると寝付けない。
地獄。
ということで、旦那氏が早く帰って来れる時は寝かしつけだけ頼んで夜寝る時間を遅くしよう作戦中です。
ってどうでもいいことでこんなに長く書いてしまった！
今日は読んだ漫画の備忘録です！
『宵の嫁入り』（七尾美緒先生）の感想
こちら、すでに完結済みとなっていますので、G.Wのまとめ読みにもオススメです。
読み応えとしましては、正直なところ、私はうーん、「普通」でしょうか？
そんなに「好きいいい！」とはなりませんでした。
よくあるハイスペック男子にめちゃくちゃ愛されちゃう系かと思いきや、それプラスで不思議な生き物や呪い、伝承が盛り込まれている、という点では、差別化されています。
せっかく途中まではみんな真剣に呪いについて考えているのに、最後の最後でさくさくっと終わっちゃったのは、肩透かしを食らったかのようでした。
あらすじ（※ネタバレ無し）
大富豪の孫娘、女子高生の三条宵の唯一の肉親、祖父が亡くなった。
天涯孤独となった宵は、イケメンハイスペック弁護士の月島暁人に結婚するよう言われる。
祖父の遺言だったらしい。
憧れの月島との結婚に最初は申し訳なさもあったが内心喜んでいると、ある時月島が誰かに「本当のことは宵に言わない。せっかく騙せたのに。この屋敷と宵との結婚はセットなんだから」と漏らしているのを聞いてしまう。
騙されていたことにもショックを受けるが、そうせざるを得ない理由が月島にある（借金があるとか）と考えた宵は、いつかは離婚する覚悟で今月島と過ごすことを決意する。
はい。
よくあるイケメン弁護士とJKのラブラブストーリーですね。
ここまでは。
絵がそこまでキラキラしていないので読めました。
ざっくり結末まで（※ネタバレ有り）
色々経て、月島のことが大好きになる宵。
お手伝いさんである富子さんが2人が結ばれるように色々画策するも、月島に「抱けない」と言われショックを受ける。
月島は本当に宵のことが好きだと宵に伝えるが、富子の工作で、月島は友人の篠ヶ谷と許されない恋に落ちており、その隠れ蓑に宵を利用していると勘違いしてしまう。
すれ違う2人だったが、誤解は解け、月島は本当に宵のことが好きなんだと身をもって知る。
そんな時、宵が倒れる。
実は、宵は記憶を失い別人格になっていた。以前の記憶が戻りかけ脳が混乱し倒れたようだった。
ええええ？！記憶喪失もの？！
契約結婚に記憶喪失に呪いに・・・盛りだくさんすぎてあわあわなります。
記憶を失う前の2人
記憶を失う前の宵と月島は決して良い関係ではなく、宵は月島に嫌われていると思っていたし、月島は宵に嫌われていると思っていた。
（宵が7歳の時にひとまず婚約した時、裏でこんな結婚なんて義務だ…的なことを言っているのを聞いて、嘘をつく人だと思っていたし、目が合うとすごく嫌そうな顔をされていた）
月島は月島で、いつも宵が縁（いとこで男だけど呪いの影響で女性の姿で過ごしていた）といることが嫌だった。そのため顔をしかめていた。宵は縁のことが好きだと思っていた。
すれ違いね！
めちゃくちゃすれ違っています。
本当は宵も月島もお互いのことが気になってしょうがなかったのにうまくかみ合わないままだったんですね。
お互い本心が言えないまま時間が経って、宵の両親が事故で亡くなった。
葬式でも泣かない宵がどうしたら涙を流せるのか、誰なら甘えられるのか考えた月島は、無理やり襲い泣かせることでその箍を外してやろうと考える。
実際に宵は泣いたが、月島を全力で拒絶し、「するくらいなら呪いで死んだほうがまし」と言い放って出て行った。
その後庭で倒れているところを発見され、目覚めると宵は偽物の記憶で月島に笑いかけてきた。
そもそも三条家の呪いってなに？
三条家は守宮という妖怪の加護と呪いを受けている。
宵は” 守宮の娘 ”というもので、三条家が繁栄するのに大切なものだが、18歳までに誰かのものにならないと呪いで死んでしまう。
江戸初期、守宮という強い力を持つ一匹の妖怪が命の危機に瀕していたところを人間の娘に救われる。
守宮はそのお礼に自身の片目を石に変え、加護としてその娘に与えた。
その家はとても繁栄した。これが三条家の始まりだった。
しかしそれを妬むものたちから箱が送られ、開けた当主の息子が死んだ。
それは呪いの箱だった。
その後も次々と男児ばかりが亡くなり続け、責任を感じた守宮の娘が神力にも似た守宮の力を借りて呪いを封じ込めた。
しかし、呪いの力は強すぎて封じきれなかった。
時間はかかるが少しずつ浄化して完全に消し去るしかないとなった。
守宮の娘は自らの生命力と加護の力をもって呪いを浄化し続け、18歳を迎えた時に尽きてしまった。それと同時に、新たに誕生した女児が石を握って生まれた。
こうして守宮の娘は受け継がれてきた。
守宮の娘が生き続けるためには、18を迎えるまでに処女を捨て、不浄となることで浄化の力を失わせるという方法しかなかった。
しかし、新たに石を持つ女児が生まれると、加護を失った守宮の娘は死んでしまう。
結ばれて記憶を取り戻した宵
一度倒れた宵（偽の記憶の方）が目覚め、真実を告げる。
18歳までに結ばれないと死んでしまう、ただ、月島と結ばれれば今の記憶は消え、元の記憶に戻ってしまうだろうと。
宵は、黙って支えてくれていた月島に感謝をし、記憶が戻ってもまた両思いになりましょうと伝え、初めて月島と結ばれる。
目が覚めると、宵の記憶は戻っており、以前のことは忘れていた。
月島と温かい日々を過ごしたことも全て。
目覚めた宵は月島の態度が柔らかいことに違和感を覚える。
今までは冷たくあしらわれていた（という印象）ので、嫌われていると思っていた宵。
それを伝えると、自分のことなのにうまくできなかったと素直に謝る月島。
記憶を取り戻した後も、2人の結婚生活は蜜月になりそうだった。
三条の本家に縁のお祝いに親族たちが集まった時、宵はそこにいた女性を見て急に「お腹にいる娘が次の守宮の娘」だと口に出す。
何かに乗っ取られたかのような宵の姿に驚く縁。
そこで宵は知ってしまう。
新しい守宮の娘が生まれるとき、自分は死んでしまうと。
月島と生きるために宵はどうすればいいのか
富子さん曰く、守宮を探せという。
代々の守宮の娘が頑張ったおかげで、呪いは後少しで完全に消し去ることが出来るという。
宵が加護の石のついた指輪に願うと、守宮の居場所が判明。
館の猫又、タマのお腹の中だった。
守宮はトカゲのような姿をしており、タマが食べてしまっていた。
胃液で溶けないように結界を張っていたため神力が不安定になり、宵の記憶が塗り替えられてしまったらしい。
月島は加護の石がもう１つあればと守宮の残りの目を取り出そうとまで考えていたが、守宮曰く、呪いの箱はかなり弱まってきているので、その呪いさえ消えれば宵は生き続けることが出来るという。
月島の指示で篠ヶ谷が調べていた全国の霊能力者の一覧から富子さんが選んだ、安倍晴明の生まれ変わりという女子高生霊能力者がきて、あっという間に呪いの箱を破壊、呪いを解いて終了。
ほんと、この辺があっけなさすぎてびっくりしました（笑）
ギャグ漫画のノリかな？
七尾美緒先生の「夢幻ソワカ」からの登場らしいです。
月島も宵も、それぞれ死に怯えて結構な心境だったでしょうに、ほんとあっという間。
悩まんで良かったやんかーい！
まあ2人が幸せならそれでいいですね。
最後には守宮の力で宵の失った記憶も戻ってきて、後半は月島と宵のラブラブいちゃいちゃ幸せシーンが沢山見れます。
本当に両思いになった2人でした。
2人のその後
23歳になった宵は、4歳の可愛い息子、陽がいました。
なぜか陽はパパのことが大好き、もはや崇拝していました。
最終巻である９巻の最後には、宵のおじいさまとおばあさまの若い頃の話も載っています。
おばあさまが、宵の前の守宮の娘ですね。神力の強かった。
こちらのお話も面白かったです。
小言
色んな漫画アプリで結構大々的に宣伝されてたのでご存知の方も多いと思いますが、私は読み始めるまでに時間がかかりました。
最初に想像していたストーリーとは違いましたが、ただのイケメン弁護士がJKを溺愛する漫画よりは楽しめました。
幸せな結婚生活すぎて羨ましいという気持ちも起きませんでした。
ね、学生の頃とかだったら、こういう漫画を読んで「好きな人と結婚したい〜！！！」とか思ってたんでしょうね。
旦那といちゃいちゃラブラブしたいなんて、娘の可愛い小さい爪よりも思わなくなってしまったいまです。
無理。
旦那といちゃいちゃなんて無理。
少女漫画を見るのは自分の願望を代わりに少女漫画の主人公に叶えて欲しいから、というわけではないんだなぁとしみじみ感じたみかんでした。
気になる方はぜひ読んでみてください♪
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