え、もう12月?2021年終わるの?はえーわやめてくれよ、みかんです。
12月の速さは異常ですね。師走とはよく言ったものです。
年末はうきうきするけど、時間の速さに焦ります。
本日は完結作品「カカフカカ 」をご紹介します!
いやー、12巻あるんですけど、サクッと読めちゃいます。
簡単に言うと、
「よくわからん元彼と好きって言ってくれる人の間でフラフラする話」です。
これだけ書くと、あ〜よくある話?と思いますが、キャラクターが等身大で魅力的で面白いんです。
カカフカカあらすじ(※ネタバレ有り)
就活で挫折しフリーターをしていた寺田亜希は、大学時代から付き合い同棲していた彼氏に振られ(他に女がいた)住む場所が無くなってしまう。
そんな話をしていたところ、友人のシェアハウスに友人と入れ替わりで住めることになる。
シェアハウスの住人
寺田亜希:中学時代は無敵で本行を見下していた。
それ以降は自分より可愛くてイケてる女子は沢山いることを知り、就活でも数多く落とされることで完全に自信を喪失。
若干卑屈気味。
本行智也:亜希の中学時代の同級生で初めてHした相手。
当時は無口で目立たないタイプの男子だったが、現在は何考えているか分からないイケメンに。
エログロSF?小説家。
長谷太一:親がシェアハウスのオーナー。多分お金持ち。編集者で以前本行を担当していた。
栗谷あかり:本行の熱狂的ファンの美人。デザイン事務所で働いている。
まさかの元彼との再会に驚く亜希に、本行がぶっ飛んだお願いをする。
それは、「添い寝」をしてほしいと言うこと。
本行は、約2年前から勃たない、EDになっていた。
が、亜希と身体が触れ合った時には反応したという。
EDを治すために協力してほしいとのことだった。
初めは拒否するが、結局本行に流されて付き合うことに。
なんども添い寝するうちに、本行のことが好きになる亜希。
自覚すると、本行の熱狂的ファンを公言しているあかりに、添い寝のことを隠していることに罪悪感を覚える。
本行のことが好きだということをあかりに伝えることは出来たが、添い寝のことは言えないでいた。
そんな中、本行の部屋から夜中に出てきたのをあかりに見られて気まずくなる。
結局独特な感性の持ち主のあかりに救われながらも、亜希自身も「悪いことはしていない」「本行が好きということに変わりない」と自分の感情や行動を見直すきっかけになる。
本行のことが気になっている中で、長谷からも好意を寄せられる。
初めはどちらかというと優しいけど冷たい態度を取られていたが、気分が悪い長谷の口に指を突っ込んで吐かせたことから(?)寺田さんは他の女と違うと、なぜか思われる。
長谷の好意を感じながらも、亜希は本行と付き合うことに。
本行と付き合えて浮かれる亜希だったが、付き合った途端よそよそしくなる本行。
本行のことが分からない、と疲れる亜希だったが、実は長谷から「本を書き終えるまで寺田さんと添い寝するな」と約束させられていた。
(長谷はだいぶ腹黒。みんなの性格を理解した上で、こうすればこう動く、とか計算している)
せっかく付き合えて嬉しかったのに、冷たい本行について色々考えることが辛くなって、長谷に逃げてしまう。
長谷は、流されやすい亜希の性格を知った上で「付き合ったのに何もないどころか関係が後退していると感じる亜希は本行に不満を持って自分のところに来る」と狙っていた。
まんまと長谷の計画通りになってしまうが、何を考えているか分からない本行と違って、感情を表現してくれる長谷との付き合いに安心感を得てしまう。
別れた本行に、長谷と付き合っていることを伝えると、「いやだ」という本行。
本行が自分のことをどう思っているかまた分からなくなって困惑するが、もう考えるのが嫌だと本行を拒否する。
長谷のことを好きになろうと前向きな亜希だったが、愛情は示してくれるものの、長谷は手を出してこない。2人で旅行してもHはしなかった。そのことが引っかかる亜希。
話し合うも、そういう行為はただの排泄で、亜希にそんな汚らわしいことをしたくない、そんなことがなくても亜希のことが好きだという長谷。亜希は少しずつ違和感を抱いていく。
そんな中、長谷が取引先との飲み会で、女の子を持ち帰ったとあかりから聞く。
長谷本人に確認すると、若干取り乱して、あんなのは排泄だと言う。
半ば亜希のことを神聖化し、他の女性を軽蔑して落とし、亜希をあげるような言動を繰り返していた長谷を心配し、長谷と向き合い話し合う。
その中で、やっぱり自分は本行が好きだから別れてほしい、と言う亜希と、今は本行が好きでいいから別れたくない、と言う長谷で話は平行線を辿るが、ついに長谷が折れ、2人は別れることに。
シェアハウスにも解散の雰囲気が流れ始め、それぞれ物件を探す。
わけが分からなくても本行が好きだと認めてしまうと以前よりも楽しい気持ちで本行に接することができるようになった亜希だった。
みんなで過ごしたシェアハウスでの生活が変わってしまったことに寂しさを覚えつつも、ずっと同じは無い、と納得し引っ越すが、亜希が引っ越したアパートは、あかりの住む部屋の近くで、なぜか本行そして長谷まで引っ越してきて、それぞれ家は違っても関係は続いていきそうだった。
本行とははっきり付き合っているわけでは無いが、仲良く過ごしている。
小言
はい、こんな感じです。
あらすじには私の気持ちは書けなかったのでこちらで。
本行かわいい!!!!
所々でデレたり、甘えたり、長谷にヤキモチ焼いたりするんですが、これが可愛い!!
言葉が足りなさすぎて色んな人に誤解されちゃうんですが、本当言葉にして伝えるって大事だな〜と思いました。
ここまで言わない人いるの?!って思っちゃった(笑)
亜希は本行と長谷の間で行ったり来たりで、流されやすくて、卑屈で読んでてイラっとすることもあります。
でも、よくよく考えると、「私」と一番近いのは亜希だな、と思います。
かなり打算的に長谷と本行を比べるんですね。
今まで誰にも必要とされていない、と自分に自身がない亜希は、自分を必要としてくれる長谷と、本行と付き合うメリットを天秤にかけます。
打算的だなーと思うけど、実際それをやる女子は多いんじゃないかな。
何も考えずに「好き」だけで突っ走れる人いるのかな?
私は高校時代からは色々考えてしまっていましたね。
大学時代とか終わってました。
「付き合うメリット」
なかなか重たいテーマかも知れません。
題名の「カカフカカ」
何のこと?と思っていました。カフカ出てくんの?
「可か不可か」ということでした。
色んなことを「可か不可か」判断しているんですね。
それでも結局亜希は好き、と言う気持ちに素直になるんですけど。
自分に自信がなくて、そんな自分に自信をつけようと長谷と付き合う亜希に自分を重ねてしまいました(笑)
なぜか彼氏のマウントを取る女子も同じような気持ちを持っているのかな。
重たいわけじゃなくて、2人の添い寝シーンなんかはキュンキュンしながら読めるので、普通の少女漫画だと思って気軽に手にとってみてください!
実は実写ドラマ化もされていたみたいです。
観てみたいな。
観たらドラマについても書いてみますね。
それでは、この辺で。
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