純真無垢な美少女と、過去に囚われた影ありイケメンのかなり遠い回り道ラブストーリー『僕に花のメランコリー』（小森みっこ）あらすじ※ネタバレ有り

おはようございます、1歳娘の寝相が悪すぎて頭突き、のしかかりでぐっすり寝れません、みかんです。

子供の寝相は本当に面白いですね。
どうしてわざわざ布団から出て冷たい畳の上で寝るのかな？
風邪引くよ？

最近は息子も急に夜中にバッと起き上がってなにかモニャモニャ言ってまた寝るを繰り返してもう怖いです。

ということで、そんな現実から目をそらすべく、目が離せないイケメンが出てくる漫画を紹介します！

『僕に花のメランコリー』全11巻。

まず絵が綺麗。

見てください、この表紙。もうイケメンと美少女。小森先生の絵は本当綺麗です。。
話はちょっとややこしいのでサクッとは読めないかな？

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ざっくりすぎるあらすじ

高校2年生の新学期、雨宮花は不良少年の喧嘩に巻き込まれる。怪我をした不良少年は、かつて恋した幼馴染弓弦だった。

昔とは様子が全然違う弓弦だったが、どうしてもほっておけない花は、関わろうとする。

※ネタバレあらすじ

花は幼い頃に母親を亡くし、田舎で過ごした時期があった。
その時遊んでくれたのが幼馴染の弓弦くん。
ドジばかりする花を弓弦も可愛く思っていた。

弓弦の母親も病気を患っていてずっと病院に入院していた。
そして、2人が小学校1年生の時亡くなった。

父親はいないはずだったのに、母が亡くなって現れたのは、大病院の院長。
その人が弓弦の父親だった。
すでに父親には家族がおり、弓弦は継母に疎まれながら暮らすことになる。
その中で不良少年へと変貌していってしまう。

一方の花は父親が再婚し、新しく優しいお母さんができ、弟も生まれ、新しい家族で仲良く暮らしていた。

そこで十何年ぶりに再会した弓弦。

喧嘩ばかりして見る影もないが、どうしてもほっとけない花は弓弦に近づいていく。

最初は近づくな！とばかりに牽制していた弓弦も、徐々に心を開き始め、2人はお互いを大切にし合う関係に。

そんな時、弓弦を好きな女の子、長谷川ルカが現れる。
ルカも父親との折り合いが悪く、中学時代荒れていた。
そんなルカを救ってくれたのが弓弦だった。

ルカは、お気楽で平和な環境で育った花には弓弦のことはわからない。
同じような経験をした私だから弓弦をわかってあげられる、と花に宣戦布告する。

ルカの出現に不安になりながらも、健気に弓弦のためにと行動する花。

沢山のすれ違いを越えて、2人でクリスマスに弓弦の故郷に行こうとするが、そこでもすれ違いが起こる。
ルカの絶縁した父親が危篤になり、ルカが1人で看取らなければならなくなったという。

父親との関係を知っている弓弦は花に連絡してルカのいる病院に向かう。

花は、しょうがないとわかってはいても悲しくなって弓弦との距離を置き始める。
弓弦も、自分が花を傷つけるくらいならと、その距離を縮めようとはしなかった。

（もうここ！胸がぎゅっと痛くなります。。こういうのがたまらなくて少女マンガ読んでるううう！）

そんなことがありながらも、やっぱり惹かれ合い離れられない2人だったが、新たな登場人物の出現でさらに荒れる。

それは、弓弦が喧嘩をして大怪我を負い、水泳の選手生命を絶たれた昴だった。

偶然花と知り合った昴は、長年許せなかった弓弦と花が関係していると知り、花にも接近する。

それを知った弓弦は、昴が花に危害を加えないように気をつけていた。

弓弦と昴が話し合いをするも、激昂した昴と止めようとした弓弦で喧嘩になってしまう。
それを止めようとした花にあたり、花は頭を打ち意識を失ってしまう。

救急車で運ばれた花は意識が戻らずしばらく入院することに。

それからは花の両親に弓弦が怒られ（当然）、中々会うことも出来ない状況に。

が、花がようやく目覚めて弓弦の元へ。

弓弦は自分がしてしまったことを悔やんで悔やんで、今度こそ花から離れようとしたが、やはり花が許してはくれず、2人でやり直すことに。

花は看護師になるために大学へ、そして花が心配していた弓弦の将来は、親と同じ医学部の道だった。

地元の医学部へ進学するため、離れ離れになる2人。

ここで最終回を迎えます。

進学を機に離れ離れになるけれど、2人は強い絆で繋がっているので大丈夫だろ、と弓弦が安心させてくれます。

大人の都合で色々と辛い目にあった弓弦でしたが、花の支えで未来が見えない不良少年から、なんと医学部の学生に！！！

良かったねぇ；；

そして、数ヶ月後に番外編が描かれたのですが、そこでは最終回から四年後の2人の姿がありました。

番外編

看護師の国家資格を得て、花は弓弦の暮らす街へ引っ越してきた。
医学部5年生の弓弦と暮らすために、弓弦の街で仕事を探していた。

弓弦は友人から同棲が社会人彼女のことを茶化されて、花に養ってもらうみたいで少し不機嫌になってしまうが、花はそんなことは気にせず、2人で楽しめれば良いと新生活を楽しみにしていた。

弓弦の友人たちもすぐに謝罪メールを送ってきたり、素直に自分の気持ちを花に伝えたりして2人はあっという間にラブラブに。

と、4年後の2人の生活が垣間見える番外編でした。

尊いねぇええええええええ！！！

小言

いやー、本当にいい漫画です。

まず絵が綺麗。登場人物がなんとも言えない切ない表情をするんです。。

弓弦くんみたいなイケメンにそんな顔された日にゃ、アラサーの私はもうなんでも許しちゃうよ。

最初は花のキャラクターが苦手だったんですけど、（敬語、天然？めっちゃいいこ）花じゃないと弓弦くんは救えなかったよね。

こういう天然っぽい、ドジっ子っぽい主人公苦手なんですよ。
でも花ちゃんはいい！めちゃくちゃ可愛い！
基本ポジティブで私とは正反対の人間だなーと思わされるけど、素直に自分の気持ちを伝えられるのがいいですね。

だからこそ弓弦くんとの数多のすれ違いを乗り越えられたんだもんね。

幼馴染系、男の子が不良系もまああるジャンルですけど、その中でも突出して面白い漫画だと思います。
弓弦の背景が重たい、そしてそれがどれだけ現在の弓弦くんに影響を及ぼしているかがすごくよく分かる。
あっさり描かれていないので、こういう過去があって、こういう風な考えに至ってしまったんだなというのが読み手にも伝わります。

ざっくりちょっと辛い過去をもつ登場人物は他の漫画にもたくさん出てくるけど、弓弦くんの場合はそれが丁寧に描かれています。

まぁ色々書きましたけど、とにかく弓弦くんがかっこいい！！
弓弦くんが花ちゃんを攻めてるところなんかもうたまらん！

重たい話が苦手な人はそこだけ読んで！
かっこいいから！！
はああああああん！ってなるから！

以上、心の叫びでした。

他にもいろいろ少女漫画について書いています！

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