「ブルーピリオド」(山口つばさ)あらすじ紹介!ネタバレ有。美術の漫画ってどんな話?

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ブルーピリオド





おはようございます、肌の調子が悪すぎるのでお菓子の量を減らしました!みかんです。

女子高生みたいなこと言ってる・・・。


本日は、アニメ化もされた美大漫画、「ブルーピリオド」のご紹介です!


人気漫画は手を出さない傾向があるあまのじゃくな私ですが、人気作品はやっぱり面白い!


高校2年生の矢口八虎が、全く興味のなかった美術に偶然出会い、絵を描く楽しさに目覚めて美術系の国内最難関、藝大を受験するまでの予備校編とその後の話。



藝大受験はどうなるの?!という一番気になるところもあるので、ネタバレ無しで読んでいただきたいです!!

ただ、私が内容を忘れたくないので、ネタバレありも書きます。


まだ未読の人はネタバレ読まないで!!


こんな話だったな~と振り返りたい人、どうぞ!






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ブルーピリオドざっくりあらすじ(ネタバレ有)




高校2年生の矢口八虎は、不良っぽい友人とつるみながらも成績は優秀、当たり障りなく飄々と暮らしていた。

あるとき美術室にタバコを忘れていたことに気づき慌てて取りに行くと、美術部の先輩が描いた絵に心を奪われる。

そんなきっかけから、美術部で同級生の女装男子、鮎川龍二(通称ゆに誘われて美術部に入ることに。

初めて描いた絵を顧問や部員に褒めてもらえたことも嬉しかった。

いつもつるんでいた悪友に、自分の感情を表現した絵に共感してもらえたことも、本当に会話が出来た、と感じるほど嬉しかった。


八虎は藝大受験を決意する。

ちょっとした母親とのすれ違いを乗り越えて応援してもらえるように。

「ブルーピリオド」では、登場人物とその親との確執みたいなものがまあまあ出てきます。

毒親、とまでは言わないかもしれないけど、危険な雰囲気。

高校生にとっても親は大きな存在だから、無意識に、強制的に縛り付けられてしまう。

ゆかちゃん、世田介、絵画教室の生徒など。

全然見えないけど、実際も親との関係で苦しんでいる人は多かったのかな、とふと思わされました。




予備校では、圧倒的に絵がうまいけどコミュニケーション下手くそで一人でいる高橋世田介や、藝大に首席で入学した姉を持つ桑名まき、美術に関して博識なおさげの橋田悠と出会い、切磋琢磨しながら、課題に勤しむ。

予備校の課題についていけず、理解もできない八虎は度々思い詰めるが、その都度友人や恩師の大葉先生(声がでかい)に救われる。



そしてなんと、現役で受かる倍率は東大よりも低い最難関の藝大に、現役合格!!!!(6巻)


世田介も合格。まきと橋田は不合格で、まきは浪人して翌年藝大へ。
橋田は違う美大へと進む。



藝大へ進んだ八虎は自分の絵は藝大に合格するために予備校で教え込まれた受験のための絵で、藝大の課題に全くついていけないことに闇落ちしかける。

藝大の教師陣はかなり癖が強く、生徒たちの作品を酷評しまくる。
教師陣に打ちのめされるうちに、大学を去る生徒も少なからずいるようだった。

八虎は退学するほどの勇気はなかったが、教授陣たちの言葉にもう心が動かなくなっていた。

そんなとき、他学科の顔見知りから手伝いを頼まれて「ノーマークス」というアートコレクティブに出入りするようになる。
※アートコレクティブ:理念を持って芸術活動をするグループのこと


大学に嫌気がさしていた八虎はその代表、フジさんの考え方と人柄に惹かれていく。(12巻)





「ブルーピリオド」推せるところ2つ!

美術関連の知識が怒涛



漫画の面白いところと言えば、今まで全く興味のなかった分野を知れる、というところかと思います。

ヒカルの碁で囲碁を知り、アイシールドでアメフトを好きになった私です。

八虎同様、有名な絵は何がすごいのかわからん人間ですが、分からないのも当然、だってそれはね・・・と優しく教えてくれます。橋田とかフジさんとかが。

この画家は何がすごいのか、美術の歴史、油絵の描き方。

こんなの知ろうともしていないし、知る機会もなかったので、「大好きな漫画」で知れて非常に興味が出ました。



美術館、行ってみようかな。なんてね。

苦手意識のあった美術館にも興味が湧いてきました。




人物の心理描写がリアリティありすぎて苦しい



びっくりしたのがこの心理描写です。

多くの人が感じたことがあるだろう、でも言語化するのが難しいそれを描きまくっています。

なんでもそつなくこなしてきた八虎。

努力してもそれを「なんで出来ないの?」と超えていく同級生。

「それやっている意味ある?」と酷評してくる教師。

自分が何をしたいのか、何をやっているのかわからなくなる。

努力出来るのも才能だなんて片づけてほしくない。

どんどん学校に行けなくなってくる八虎。


人間らしさが今までのどの漫画よりも描かれているように感じました。



というか、本当に藝大があんなだったら、藝大生すごすぎる。。

高校出てすぐあんなに酷評されたら私もう学校に行けない。。

あんなに自分の気持ちみたいなのを深く考えたことない。

作品を作る人は毎回あんな風に命を削っているのかと思うと、どうしたらそうなれるのか不思議でなりません。




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小言



ということで、大人気美術漫画「ブルーピリオド」のご紹介でした。

いやー、読んでよかった。

また一つ知らない世界を知ることが出来ました。

子どもたちが藝大に行きたいって言いだしても、反対しない心構えが出来ました。


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