
おはようございます、朝寒すぎてあさんぽが難しくなってきました、みかんです。
何を隠そう、女子高生の時でもタイツ2枚履きしていた寒がりな私です。
女子高生が短いスカートと靴下で生足の面積が広い姿を見て不思議でしかありません。
肌の防御機能どうなっとんか?
本日は久しぶりに漫画のご紹介です!
『ギフト±』
アプリ『マンガBANG』でほぼ無料で読めます。全26巻。完結済。
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私もまさにこのアプリで無料で読んでいたのですが、最後の3巻だけが有料で、無料分を読み切ってしまったので残りを購入するところです。
最初は、法でさばけない胸糞野郎を抹殺していくという最近よくある話かな~と思って読み始めたのですが、それらとは一線を画します!!
(「善悪の屑」とか「ブルータル殺人警察官の告白」とか胸糞すぎて無理でした)
スケールがでかい!
その後ろに広がるものがでかすぎる!
描写は残酷でやはり胸糞野郎が沢山出てくるので、苦手な人は読まないでほしいです。
悲しい気持ちになってしまいます。
悲しい被害者が沢山出てきます。
前半はそういった胸糞事件の連続なのですが、後半からちょっと変わってきます。
後半からはもう目が離せない!
どんな結末になるのか、黒幕は誰なのか、想像つかない展開が待っています。
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ざっくりあらすじ(ネタバレ無し)
女子高生の鈴原環は人間を狩るプロ。
更生を期待できない、法でさばかれない犯罪者を標的とし捕獲、そしてその肉体を余すところなく解体し、臓器移植を待っている患者へ届ける。
環は授業で習った捕鯨から、標的を「クジラ」(余すことなくその肉体を使い切ることから)と呼び淡々と仕事をこなしていく。
その環を支えるのは、大病院を経営する秋光家のタカシとその片腕加藤だった。
模倣する奴らが現れたり、環を襲う人間が出始め環の周りは事件が頻発する。
プティシャントン事件の真相はなんだったのか?
それぞれの信念がぶつかり合いながら理解できない相手と戦っていく。
ネタバレありあらすじ紹介
わたしがどんな話だったか忘れたくないので、ネタバレありでどんどん書いていきます。
胸糞大丈夫な人は、ぜひご自身で読んでください!
「お前がか!!!」という驚きを味わえます。
胸糞は読みたくないけど、どんな話か気になる!という方はどうぞ。
タカシは野放しにされた犯罪者を独自の情報網で察知、環が捕獲し解体していた。
その解体した臓器を、待ち望んでいる人に移植するのが、ある事件で指名手配犯になり身分を偽って闇医者をしている英琢磨だった。
英琢磨という闇医者
医者になりたてのころ、叔父が経営する病院で環の母親、鈴原真琴に会っていた。
彼女はいつの間にか姿を消し、しばらくして患者としての環と出会う。
心臓移植をまっているというその少女は、誰にも心を開いていなかった。
担当を任された英琢磨は、熱心に環のもとへ通い、やがて環も英琢磨にはなつくようになる。
ついに、環の心臓移植が行われた。
そこで英琢磨は違和感を覚える。
環の心臓はどこが悪いのか?
切除された環の心臓はどこへ運ばれていったのか?
その違和感を払拭できなかった英琢磨は夜に院長室に忍び込み、自分が見ていたものとは違う環のカルテを発見した。
叔父である院長が現れて、英琢磨を拳銃で撃とうとする。
しかし院長は撃てず、「最初からこうすればよかった」と自殺を図る。
その後医院は火が出て全焼。
英琢磨は何者かに拉致されて、院長殺人・放火の罪で指名手配されていることを知らされる。
捕まりたくなければ、偽名で違法な臓器移植の手術を行え、というものだった。
そこから英琢磨は街の片隅でひっそりと闇医者をしているのだった。
英琢磨は環があの後どうなったのか、何でも屋の阿藤という男に依頼していた。
阿藤という何でも屋。
英琢磨から依頼を受け鈴原環を探していた阿藤という男。
実は元警官だった。
プティシャントン事件を解決できず警察をやめて真相を追っていた。
秋光家の写真を見たときに、環と崇がそっくりだったことが気になり、秋光崇の家を張っていた阿藤。
環にようやくたどり着いた矢先、加藤に撃たれてしまう。
死の間際、警察官で恋人でもあった瑞希に連絡をし、今まで調べた内容をすべて渡す。
阿藤の意志は、瑞希が継ぐことになった。
瑞希という警察官
阿藤が殺され、その意志を継ぐことにした瑞希は、阿藤が調べていたプティシャントン事件を再度洗い直すことにする。
そこで、一番詳細な情報を書いていた週刊誌の記者を探し出す。
その記者、広瀬に最初は疑われながらもくっついていくうちに、何か大きなものに消される犯罪を二人で目撃し、プティシャントン事件やクジラについて真相を明らかにすることを誓う。
2人は事件を追ううちに、英琢磨へと行きつく。
阿藤が死んだことも伝え、2人は英琢磨を国外へ逃亡させる。
プティシャントン事件
地下組織が仕切っていた、幼女売春クラブ。
顧客には名だたる政治家や経済界の重鎮、弁護士や医師などが名を連ねていた。
鈴原環の母親、鈴原真琴もそこにいたらしく、タカシの祖父である秋光も顧客の中にその名前があったという。
加藤という男
タカシの右腕として多くのクジラを調達していたのがこの加藤だった。
阿藤の口から「英琢磨が移植を担当する林先生だ」と環に伝わるのを避けるため、阿藤を撃ったが、実は加藤も警察官だった。
瑞希も同じ部署にして監視下に置く。
リュウという大陸3世を昔拾って潜入としてプティシャントンにも使っていた。
加藤は元は国外で対テロ組織の訓練を受けていたが、実戦で重傷を負う。
その時に、タカシの祖父、秋光正に臓器移植をしてもらい命を救ってもらっていた。
その臓器は実験で作られたもので、加藤への移植も人体実験のようなものであったが、加藤はそれを了承し手術は成功した。
それ以降加藤は、秋光正の意志を尊重すべく国を守るために裏でも活動していた。
タカシについていたのもその恩と、タカシが正の意志を継ぐものだと思っていたが、大陸の闇社会の大物(表向きは超有名大物政治家)の曹国良との取引を受けると知り、タカシのもとを去った。
加藤は大陸を信用しておらず、曹との取引をやめるよう何度もタカシに伝えたが、タカシが聞き入れなかった。
加藤は瑞希に持っている情報を託し、一人で曹が所有するタンカー(大量の臓器を運んでいた)へ乗り込み自爆した。
最初は影がありすぎて「黒幕は加藤じゃ?」と思いもしたあの加藤が!!
瑞希を脅してめちゃくちゃ怖かった加藤が!!
壮絶な最期を遂げました;;
曹国良という男
後半から急に存在感を増すこの男。
大陸の超有力政治家ですが、その裏の顔がものすごく恐ろしい。
表向きは天廻功という大陸の巨大宗教団体を弾圧する組織のトップですが、内実その信者たちの臓器を抜いて売買していた。
その天廻功のトップ教祖様や、プティシャントン事件の組織のトップ、先生が曹国良に似ている。
なんと、曹国良は三つ子であり、一人が教祖、一人が裏組織のトップ先生だった。
幼いころ孤児院のようなところから曹国良だけが里親に引き取られた。
再び3人で暮らせることを固く誓って、曹国良は約束通り二人を向かいにいったのだった。
曹国良は、解体が難しくなってきた環の代わりとなる人間、愛怜をタカシのもとへ寄こす。
愛怜という解体士と環の衝撃の秘密
愛怜は見た目は女性だが、両性具有だった。
環の代わりにクジラを解体するためにタカシのもとへ送り込まれたが、タカシに毒を盛り植物状態に。
秋光病院を乗っ取ろうとしていた。
環にただならぬ感情を持っているようだった。
愛怜は環と完璧な国を作ろうとしていた。
実は、環は秋光正(タカシの祖父)によって作られた完璧なドナーだった。
通常臓器移植をすると、拒絶反応が出ることがある。
臓器が持ち主ではない体に入るためだ。
ただし、その拒絶反応が全くでないように造られた完成体が環だった。
臓器移植を待って亡くなる人がいない世界。
お金がなくて臓器を抜かれてしまう人々がいない世界。
臓器移植が国の覇権に関わることがない世界。
そんな世界を作ろうとしたのか、臓器移植用のドナーとして造られたのが環や愛怜だった。
しかし、愛怜は曹国良によって、やがてガンで亡くなるように設計されていた。
命の残りが少ないことに焦り、環との受精卵を作り自分たちだけの国を作ろうとした愛怜の望みは絶たれた。
回復したタカシにより捕まり、環によって解体された。
英琢磨と環の再会
愛怜を解体後、環は意識を失う。
環の心臓からペースメーカーを取り出す手術を英琢磨が行い、しばらくして環が目覚める。
環は以前とどこか違う様子だった。
英と環は戦争が起こっているある国へ二人で行くことになる。
日本には住めない、と英が判断したのだった。
残された日本では、曹国良のスパイでアメリカの二重スパイ、そしてタカシの子供を妊娠していた神崎梨世が殺人の罪で出頭。
お腹の子供を守るためだった。
梨世は出産後、子供を瑞希に預ける。
そして刑務所へ戻る予定だったが、瑞希が病室を訪れると梨世の姿は消えていた。
梨世は日本の存在しない諜報機関に諜報員としてスカウトされていた。
自分はこの世界から逃げられない。
顔も名前も変えて、神崎梨世は死ぬ。
この子には普通の人生を歩んでほしい。そう瑞希に手紙を残していた。
2年後
曹国良は不祥事で大陸で逮捕されていたが、その立役者を脅し政界に返り咲く。
臓器移植を望んでいた高官を抱き込み、政界の中心へと返り咲いていた。
曹国良は日本への極秘来日中、テロによって載っている車を爆破される。
犯人は天廻功の人間だった。
腎臓が二つとも破裂した曹国良は、自分に合う臓器、環の臓器を狙い始める。
大陸では首脳が寝たきりになっていた。
曹国良の計らいで愛怜の臓器を移植し、順調かに思われていたが、その後がんを発症。
それは曹国良のせいだと日本での抹殺を部下に命じる。
曹国良の本心が明らかになります。
めちゃくちゃ怖い人だと思っていたら、お金で弟の肝臓を引き取られた先の老人に移植された過去が大きく影響していることが分かります。
老い先短い老人に、子供の臓器を移植する。
そんなことがあってはならない。そんな世界が続かないように動いていたようです。
ひどいこと沢山しているけど、信念があって急に応援したくなりました。
ほんと老い先短い老人が自分たちの利益のためだけにのさばっているのどうにかならんかな。。
衝撃の最終巻26巻
ついに最終巻です!
戦場まで環を殺そうと付け狙っていたリュウ。
(加藤に使われていたときに環に殺されそうになり、その恐怖に取りつかれていた)
環を殺そうとした瞬間、北京語を話す何者かによって環は撃たれる。
殺したいほど怖かった環が死にそうな姿を見て、なぜかリュウは英琢磨のところまで環を背負っていく。
環は後頭部を撃たれ、陥没してしまっていた。
それは、ほぼ脳死を意味する。
英琢磨は環を植物状態でもいい、なんでもいいから延命させたい!と強く思っていたが、環は自分の臓器をリュウに移植するように言う。
加藤をタンカー襲撃の際に手伝っていたリュウは、肝臓など様々な臓器をだめにしていた。
「あんなやつに環の臓器を」と思っていたが、「環の意志」が何かを考えた英琢磨は環の臓器移植を決意する。
なぜか現状を知っていたタカシに連絡し、移植できる環境を整えてもらった。
タカシからの提案で、環の臓器をもう一人、曹国良に移植することになった。
環の身体からリュウ、曹国良への移植が完了。
2人とも拒絶反応はなく、信じられないくらいの回復だった。
しかし、帰国の途中で曹国良は拒絶反応が出て死亡。環が「あなたは嫌いだから」と告げていた。
反対に、リュウには地雷が埋まっている場所を教えたりしていた。
リュウは、地雷の撤去活動に従事していた。
環に生かされていた。
その後英琢磨は以前日本で活動していた闇医者の居場所に戻っていた。
そこに瑞希が訪れる。
彼女は結婚し、警察を辞め、梨世の子供の他に新しい命を妊娠中だった。
相手は広瀬ではなかった。
英琢磨は瑞希に「環に移植された心臓がどこから来たのか」話す。
環の心臓は、秋光崇の兄に移植されたが、その代わりに環に移植された心臓は、環と同じ受精卵で作られたクローンのものだった。
環のような人間は実は多く作られていた。
移植用の生きる人間臓器たち。
瑞希には、火事になった英医院ですべて焼失したと告げた英琢磨だったが、実際にはすでに市井で一人の人間として生きていた。
英琢磨はそのクローンの現在の所在のリストを英医院の火事の直前に見ていた。
そのファイルが入ったICチップを燃やして英琢磨はまた闇医者の診療に戻る。
なんということでしょう!!!!
環が死んでしまったよおおおおおお!!!
環の臓器が移植されてしまったよおおおおお!!!
びっくりしました。。
たくま先生と一緒に幸せになれると思ってた。。
壮絶な結末でした。
臓器移植の拒否反応は、臓器の元の持ち主の感情や記憶が残っているから?
元の持ち主の感情を消せば拒否反応は出なくなるのでは?という秋光正の仮説から生まれたのが環でした。
人のために生きる臓器用の人間なんて存在したらいけません。
あまり身近ではなかった臓器移植ですが、このマンガを知ってから調べるきっかけにもなりました。
小言
ざっくりした流れなので、ぜひとも胸糞が大丈夫な方は読んでみてください!
いやー、後半は怒涛の展開で読む手が止まりませんでした。
曹国良の目的は何なのか?
環に隠された秘密は何なのか?
臓器移植は現在進行形で大きな問題を抱えています。
望んでいる人は多くいるのに、圧倒的に実施数が少ない。
移植できる施設も、医師も少ない。
倫理の問題になってしまいますが、容易に臓器が取り換えられたら。
難しい問題なのですぐに進んでいく分野ではありませんが、もし「ギフト±」のように闇社会で臓器売買や臓器移植がビジネス化されていたら。
考えるとぞくっとします。
困っている人が、正式な手順で臓器移植が叶う世界になってほしいですね。
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