
おはようございます、いよいよ娘が冬休みに入ります。はやーい!!
寒いからのんびりおうちで本読んで過ごそう、みかんです。
本日は、迫る来年2026年に映画が上映されるSF小説についてです。
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『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー
映画「オデッセイ」を観たことがある人、多いのではないでしょうか?
1人地球外の惑星に取り残されて…というSF映画ですね。
この原作者が書いた本がこの「プロジェクト・ヘイル・メアリー」です。
2026年に「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリング主演で映画化されます。
ひいいいいい!!!!
楽しみすぎる!!早くみたい!
ただ、映画を観る前に原作を読むと、より本作を楽しめるように思います。
自分の想像力をどれだけ働かせるか、なんの話か、事前情報0で読むのがおすすめです。
なので、↓のネタバレもまだ原作未読の方は読まない方が絶っっっっ対にいいです!
ネタバレ読まないで!
一度読んだけど、どんな話だったか振り返りたい方、どうぞ↓
ざっくりあらすじネタバレあり
宇宙船で目覚めた主人公、自分は誰?
目が覚めると身体に管が沢山繋がれている。
自分が誰で、何でここにいるのか全くわからない。
ただ実験器具などについての知識は持っている。
自分は誰なのか?何でここにいるのか。
少しずつ記憶を取り戻して自分がなすべきことを思い出していく。
彼の名前はライランド・グレース。
学校で理科を教える教師だった。
それがなぜこんな宇宙船に?
少しずつ記憶が戻ってくる。
プロジェクト・ヘイル・メアリーの全貌
理科教師のグレースのもとに、エヴァ・ストラットという40代半ばの女性が尋ねてくる。
彼女はペトロヴァ対策委員会の責任者だという。
ペトロヴァ・ライン問題の解決に動く国際機関である。
ペトロヴァ・ラインとは、ロシアの博士が発見した、太陽の北極から立ち上がって急下降して太陽から離れ、金星に向かっている赤外線を放射するラインであった。
何が問題なのか。
太陽の出力が落ちているのだ。太陽が本来の明るさより0.01%暗くなっているという。
しかもその増大率がだんだん大きくなっている。
その消えた太陽のエネルギーが、ペトロヴァ・ラインにいっているのだという。
このままいくと太陽がどんどん暗くなり、地球は氷河期に突入。
作物は育たず、環境が激変し、人類はその半分が死に絶えるという。
この対策をするのがストラットの所属する委員会の役目である。
委員会はこのペトロヴァ・ラインに探査機アークライトを送りそこで塵のような微生物のような謎の点々を採取した。
ストラットはこの点々をグレースに調べろと言っているのだった。
それは、グレースが教師になる前は博士号を分子生物学でとり、生物が進化するのに液体の水はかならずしも必要ではないという説を提唱した唯一の学者だったからだった。
そしてグレースはその謎の点々を一人で調べることに。
謎の点々は、X線を吸収してしまい何も出てこない。
バーナーやオーブン、摂氏2000度までいってもなんの影響も受けない。
ペトロヴァ・ラインを構成している赤外線を大量にだしている。
おそらく光で動いている。
光には運動量がある。
しかしその動きから、小さな点々にはおよそ理屈に合わないほど大量のエネルギーを蓄えている。
グレースはその点々を”アストロファージ(宇宙を食べるもの)”と名付けた。
アストロファージの環境温度は96.415℃
かれらは熱くすることも冷たくすることもできない。どんな環境でも96.415℃を維持していた。
真っ黒の点々は、極細の針で刺すと細胞膜を突き破ったのか細胞自体が半透明になった。
そこでようやくアストロファージが何で出来ているかが判明する。
そのほとんどが水素と酸素、水であった。
グレースはありとあらゆる実験を行い、アストロファージの繁殖に成功、生態を解明する。
アストロファージは太陽の表面にたむろして、熱経由でエネルギーを集める。
それを人間には理解できない方法で内部に蓄える。
それを使い宇宙空間を飛び、赤外線を推進剤として金星に移動し繁殖する。二酸化炭素を求めて。
ストラットは全世界からの情報を集め、暗くなっているのは太陽だけではないことを突き止めた。
どの星も近くの星すべてにアストロファージを感染させていた。その感染範囲は八光年以内。
しかしその範囲以内にあるくじら座タウ星、タウ・セチだけは中心にあるにも関わらず感染していない。
それが太陽を救う鍵だとして、タウ・セチに何があるのかを突き止めるミッションが始まる。
それがプロジェクト・ヘイル・メアリー。
グレースはその特攻隊員だった。
人類初の遭遇
記憶を徐々に取り戻したグレースはついにタウ・セチを肉眼で確認できるところまできた。
しかしカメラを見ても何かが視界を遮りペトロヴァ・ラインの全貌が見えない。
可視光でより遠くから見ようと倍率を低くする。
そこには宇宙船がいた。
グレースの宇宙船のすぐ横に。
ヘイル・メアリーと同じくアストロファージを燃料とするエンジンを持つ、異星人が作った宇宙船だ。
まさかの宇宙人との遭遇!!!想像していませんでした。
しかしこれから更に予想の斜めをいく展開になります。
グレースはその宇宙船とのコミュニケーションをとり始める。
そしてやりとりの中から、その宇宙船が、エリダニ40星系からきてそのエリダニ40も地球の太陽と同じようにアストロファージに感染している。
グレースと同じようにタウ・セチの調査に来ているのだ!
二つの宇宙船はエアロックをトンネルで繋いだ。
異星人との交流が始まる。
異星人の彼のことを、ロッキーと呼ぶことにする。
ロッキーは人間より小さくラブラドールくらいの大きさで、まんなかの亀の甲羅みたいなところから5本の脚が放射状に出ている。
目や顔はどこにも見当たらない。
ばかでかいクモのような姿をしている。
脚はむき出しで岩のような肌が見えているが、甲羅の部分は服を着ている。
ロッキーはクジラの歌のような和音でコミュニケーションをとってきた。
彼らも言葉を持っているのだ。
グレースはかなりの時間をかけて、ロッキーの言葉を理解し始める。
ロッキーの大気はアンモニアで出来ており、それを呼吸している。
そしてその大気は地球の29倍、深海1000フィートにいるのと同じくらいだ。
ロッキーには目がなく、音で物を識別していた。音波を使って環境を分析する。
ロッキーは学者ではなく技術者だったようでなんでも必要なものをキセノナイトという地球にはない優れた鉱石で作ることが出来た。
それを使って一緒には生きられない環境ながらヘイル・メアリーの中を移動できるように改造していった。
二人は共通の目的、タウ・セチの謎を解明し始める。
アストロファージ問題を解決?
様々な危険を乗り越えながら、グレースとロッキーはタウ・セチからのペトロヴァ・ラインがのびるひとつの惑星、おそらく一番二酸化炭素が多い第三惑星、タウ・セチeをエイドリアンと名付け目指した。
そこで採取した結果、エイドリアンには生物圏があり、アストロファージの生まれ故郷であること。
そしてアストロファージの捕食者が存在することが分かった。
太陽救出の突破口が見つかった。
この捕食者は、アメーバのようなのでタウメーバと名付けた。
しかしこのタウメーバは窒素があると死んでしまうことが分かった。
地球にもエリドにも窒素はある。このままでは持って帰れない。
そこで、グレースはタウメーバを品種改良し、窒素耐性のあるものを作り出していく。
グレースとロッキーはお互いの星を救うべく後ろ髪を引かれながら別れる。
しかし品種改良したタウメーバがキセノナイトの中に入り込むようにも進化していた。
このままではキセノナイトで出来たロッキーの宇宙船でタウメーバが縦横無尽に動き出し、燃料であるアストロファージを食い尽くしてしまう!
グレースは地球に帰れないことを覚悟し、ビートルという小型機にアストロファージ、タウメーバの情報を詰め込み地球に情報を送る。
そしてヘイル・メアリー号はロッキー救出に舵を切る。
その後
グレースは地球に戻ることが出来ない。
燃料と、食料の問題があったからだ。
しかしロッキーの提案でタウメーバを食料としロッキーの故郷エリドで生きることにした。
命を繋ぐことは出来たが、タウメーバだけでは深刻な栄養不足に陥った。
壊血病や脚気などにも悩まされたが、エリディアンがグレースの筋肉のクローンを作り、それを成長させてついに肉を食べることができるようになったのだ。
グレースがエリドに来て16年、エリドの科学も進歩している。
グレースは71歳になっていた。
その日、一大ニュースが飛び込んできた。
地球の太陽が最大輝度に戻ったという。アストロファージに勝ったのだ。
無事にビートルが地球に届き、そこから1年もしないうちに地球の科学者がやり遂げてくれた。
エリディアンはグレースを地球に戻すといってくれた。
が、今は目の前の仕事をまずしようと思う。
グレースはエリディアンの子供たちに科学を教えていた。
小言
いやー、まさかのめっちゃいいやつ宇宙人と一緒に問題解決をする、という話でした。
三体を呼んでいたので、『宇宙人=敵』みたいなのがこびりついていたのですが、ロッキーいいやつすぎて推せる!!
可愛い!!エリドは穏やかな星なのかな?
宇宙人と協力なんてすごすぎる、こんなの今まであったかな?
ただ文体は口語的?というんでしょうか。
読者に語り掛ける1人称が多用されていて少し読みにくかったです。私はね。
何が起こるか読めなくてハラハラする!止められない!まではなかったかな?
面白かったけど、三体の方が自分の好みではありました。
ただ、ロッキーが可愛い!!
実写映画化されるので、ロッキーがどんな姿で現れるのか楽しみです。
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