
こんにちは、息子の幼稚園でコロナ陽性者確認。冬休み明けたばかりなのに早速1週間休園です、みかんです。
しんどいよおおおおおおお!!!
分かってる、コロナに罹らないようにするのが一番大切って分かってるけど!!!
言いたい。
しんどいよおおおおお!
2人家にいるとな〜んにも出来ないんだよおおおお!!!
ずっと喧嘩してるし怒ってばっかりで自分が嫌になるんだよおおおおお!!
こんな荒んだ私を癒してくれたのが、やっぱり少女漫画でした。
本日ご紹介するのはこちら!
「絶対にときめいてはいけない!(築島治)」
はい、私の苦手な義兄弟同棲ものです。
そう、あんまり好きじゃないんですね。親の再婚で兄妹になるの。
ちょっと非現実的すぎるじゃないですか。
そして親になってからは、そういうのちょっと…と完全親目線で見てしまうようになってしまいまして…
でも、こちらはインスタで絶賛されているのを目にして、読んでみたんです。
そしたらもうね!きゅん!ぎゅ!ぎゃー!
だったので、早速読書録に加えました。
2021年秋に堂々の完結を迎えましたので、ネタバレあらすじ紹介したいと思います。
あらすじ(ネタバレ有り)
【1巻】
五所川原さくらは南高の1年生。学校で一番のイケメン、波多野くんに告白したところ玉砕。
その場面を知らない男子に見られていた。
さくらは小さい頃に父親を亡くしていたため母親と2人暮らしだったが、ついに母が再婚。
今日から新しいお父さんと弟が出来る、とワクワクしながら帰ると、風呂場に知らない男子が。
驚いたさくらは散々暴れてその男の子を叩いたり蹴ったり傷だらけにしてしまう。
その男の子が新しい弟だった。しかも振られたところを見ていた男子だった。
弟の名前は楓。
最初は同い年の弟なんて!と拒絶していたが、楓が両親のために、と歩み寄ってくれたので、さくらも姉弟としてうまくやっていこうと決意する。
2人で母親に頼まれたお使いに行く。
男のものの必要品を色々買っていると、波多野が友人といるのに遭遇する。
さくらがぶちまけてしまった購入品たちは、波多野がいいと言っていたり、持っているものと丸かぶりで、それに友人が気づくと、波多野は「やめてくれないかな、好きになってくれたのは嬉しいけど、こういうことされると迷惑だし気持ち悪い。」拒絶。偶然が重なり誤解されてしまってパニックになりかけた時、楓が現れて「俺のものこれで全部?」「俺の姉ちゃん泣かすなよ」と牽制する。
楓に助けられ、その優しさを知るさくらだった。
学校では同い年でなんと同じクラスになったり、友達に誘われた合コンには男子側に楓がいて他人のふりをしたり、男の子に絡まれたところを助けてもらったり、親が不在で2人だけで過ごす日があってめちゃくちゃ緊張したり、お風呂でのぼせて助けてもらったりとイベント盛りだくさん。
お互いが姉として、弟として守る!という意識がめちゃくちゃ強くなっていた。
【2巻】
楓は無愛想ながら、元の顔の良さと男らしいという理由で学校でも人気が出てきていた。そんな楓に事あるごとにドキドキしてしまうことに困惑するさくら。
一方、誤解だったが「気持ち悪い」と言われ、学校でも避けていた波多野から声をかけられ謝られる。さくらはそれでも気まずかったが、波多野が食い下がるので、もう気にしていない!と初めてこんなに話す。その姿を見ていた楓は、「なんか知らないけどあいつといるのが嫌だったんだよ」とさくらを奪いにくる。
こんなの反則だよ…
さくらも言ってるけど、ほんと反則だよ…
思い返すと、波多野のことは全然知らなかった。芸能人に恋しているみたいな感じだったと振り返るさくら。ドキドキはしない。こんなに楓にドキドキするのはなんだろうと戸惑いは続く。
ある日、家で楓に「もし私が楓のこと好きになったらどうする?」と聞いてみる。
ふきだす楓。
家じゃ話せないので2人で公園に出て行く。
今すでに好きなわけじゃないけど、指舐めたり(包丁で切った時舐められた)、同じ布団に隠れたり、楓は何も思っていなくてもこっちはドキドキするんだからやめて!ってことが言いたかったとさくら。
楓も何か言いかけた時、警察官が見回りにやってくる。
慌てて逃げるもしつこい警察官で、近くにいたカップルたちに紛れてキスをするふりをしてその場をしのぐ。
「だからこういうことをやめて!」というさくらに、「仕方ないだろ」とえなりくん。
初めてみる顔が真っ赤な楓にさくらは不覚にも可愛いと感じてしまう。
「俺のこと好きになったとかいうからこっちまで気になってきただろ」可愛いいいいいいい!!
楓の笑った顔が好きだと自覚したさくら。
ある日、帰宅途中なぜか女性のかつらをかぶっている波多野を見かける。
仲間との罰ゲームで女装して写真を撮らないといけなくなったのだった。
周りがざわざわする中居心地が悪そうな波多野を見つけ、声をかけるか迷ったが、一緒に回ることにした。波多野も驚いたが、助かったし、むしろ楽しくなってきた。
なんで声をかけてくれたの?という波多野に、「これでチャラね」と笑顔で去っていくさくら。
楓だったら声をかけると思ったのだった。
楓が家族に料理を振る舞って食卓を家族4人で囲む幸せをみんなで噛み締めたと思ったら、教室に波多野が来て、「俺と友達になって欲しいんだけど」と謎の友達宣言をされ、学校では噂の的に。
ひどいことを言ってしまったのに、また声をかけてくれた。俺も西山さんみたいになりたい、と言われ断れなかったさくら。
ちょっと攻め始めた波多野。ラインのやりとりや、教室にも度々遊びにくるようになる。
キスされるかと誤解するくらい顔の距離が近づいた場面を目撃した楓はもやもやする。
文化祭のミスコンへ向け活動開始。南高では、男子は女装をする。5組の代表は波多野、3組は楓になった。拒否する楓だったが、皆んなが盛り上がるならと腹をくくる。
ある日の帰り、波多野に一緒に帰ろうと誘われたが、周りの目も気になって逃げ回っていたさくらを見つけ、楓はさくらを隠れさせ、波多野に「さくらは帰った」と告げる。
2人きりになった部屋で楓はさくらの耳元に唇を近づける。
【3巻】
耳に唇の感触を覚えてドキドキしていると、「アホ!スキありすぎるんだよ!」と楓に怒られる。
楓渾身のお説教をキスだと勘違いして恥ずかしい〜!となっているさくらだが、楓も真っ赤だった。
むしろ我に返って焦っている姿、ご馳走様です。
ある日曜日、波多野に誘われ可愛いカフェでお茶をすることになったさくら。
玄関にスマホを忘れていると、楓が待ち合わせ場所まで届けに来てくれた。
波多野に一瞥くれ、帰ろうとする楓に、「一緒に来ない?」という波多野。
3人でカフェでお茶をすることに。ずっと楓と話したかったという波多野。初めて2人が並んで色々話している姿を見て、さくらは不思議な気持ちになるも、納得する。
「波多野くん、私が声かけたから友達になりたいって言ってくれたでしょ」
「でもそれって多分私がいつも楓に助けてもらってたからできたことで」
「だからこうして楓と波多野くんが友達になるのって自然なことかなって」
それを聞いて、2人はちょっと照れる。
家に帰り、さくらが用意していたおにぎりを食べる楓。
楓がご飯のおかわりのとき一番嬉しそうだから、ご飯が好きなのわかった。見てたから、というさくらに思いが止まらなくなる楓。
「出かける前服ふつうって言ったの嘘」
「…かわいい」
ぎゃーーーーーーー死ぬっひぃ…ひぃ…
なんて返していいかわからず2階に上がろうとするさくらを後ろから後ろ向き壁ドン。
ドキドキするさくらに、「すごいうまかった…」
はい優勝!楓優勝!!かわいいよおおおおおおお!!!
おにぎり作ってあげたいよおおおおおお!!!!
楓が何を考えているのか分からないさくら。
守ったり助けてくれたりするけど。。。
シャンプーの匂いの話になり、急にさくらの首筋を嗅ぐ楓に動揺し、
「私のことどうでもいいって思ってない?!」
「こういうことやめてって言ったよね?!」と詰め寄る。
「①姉 ②ほとんど姉 ③もうすぐ姉 ④やや姉 ⑤姉っぽいなにか」からどれ?と聞くさくらに、
無難に①と答えようとするも、さくらの顔を見てなぜか⑤姉っぽいなにかと答えてしまう楓。
その返答に、ショックを受け顔が埴輪になるさくら。学校でもずっと落ち込んでいた。
ある日、波多野の友人、松田大輔から「夏休みのことごめん!」と謝られる。
買い物途中に偶然会って、誤解から迷惑、気持ち悪いと言われた時のことだった。
元々波多野は家が自営業で、昔から人と目が合うと笑う癖が付いていた。
中高上がっていくうちに、顔がイケメンなこともあり、勘違いする子たちが増えてきた。
普通に好きになってくれる人もいたが、中学生の時、直接話したこともない子たちが、波多野の留守中に家まで押しかけてきて、母親が友人だと思って部屋まであげしまった。
部屋中を物色され、スマホで撮影、ネットであげられ、部屋にあったのと同じものを買ったと言われ、気に入っているものも全部捨てるまでした。
それから他人、特に女子との距離感に敏感になってしまった。
その後波多野も合流し話していると、通りすがりの生徒とぶつかりジュースをこぼしてしまう。
波多野はさくらに自分のカーディガンを貸す。
波多野のカーディガンを着ている姿を見た楓は、ちょっと動揺、
「さくらのこと姉だと思ってないかもしれないけど、大事に思ってるから。多分」
雨が降ってくる。
2人は急いで家に帰る。
口に出したためにさくらを意識してしまう楓と、何かしたかな、と不安になるさくら。
波多野の告白(される)現場に遭遇してしまったさくら。
女の子の気持ちも分かるが、波多野の背景も知ってしまったので隠れてあわあわしていた。
「中学時代の同級生から、波多野が60年代の音楽が好きって聞いたの。私も好きだからそんな話も出来たら…」
「悪いけど、そういうの嫌いだから」
女子が部屋を出ていく。
居ても立っても居られず飛び出すさくらに驚く波多野。
「嫌な奴だと思っただろ。こんな顔だけのやつになんでみんな近付いてくるのか分からない」としょんぼりする姿に、「波多野くんの顔はすごい!波多野くんに笑いかけてもらったら幸せになる人って確かにいるんだよ!すごいことだよ。誰にでも出来ることじゃないよ!」と熱弁する。
その姿に吹き出してしまう波多野。
なんかいい感じになってるー
大丈夫、このあとちゃんと楓と仲直りします。
〜文化祭当日〜
ミスコンで美女になった楓と波多野。
さくらを守るのは義務だという楓に、「義務だと思ってるならその役俺に譲ってよ。これからは俺がさくらちゃんのこと守りたい」と宣戦布告する。
2人がばちばちしてる裏で、さくらもミスコン観戦者と戦っていた。
楓がさくらと出来てる、と噂されていたのだ。
「今言ったこと取り消して!」真剣にミスコンに向けて頑張ってたのにそういうこというの許せない!と熱くなるさくらに気付き、楓がやってきてそのままお姫様抱っこで連れ去る。
「やっぱりあの2人出来てるやん!」と周りがざわざわし始めたのに気づいた波多野が、ステージ上で「今西山姉弟のことで何かあったみたいだけど、みんなが思っているようなことはないです。
姉の西山さんは俺と付き合ってるから」とフォロー?!
その頃2人は温室にいた。
「さくらのことが女子に見える」と頬を赤らめながらいう楓。
波多野の「俺がさくらちゃんを守りたい」が脳裏によぎりながら、楓は「さくら、俺…」と言いかける。
【4巻】
前回の続きから。
頬を赤らめて「さくら、俺…お前のこと…」と目を見つめ、手を握る楓。
さくらがドキドキしていると、そのまま倒れていった。熱を出していた。
友人の小太郎に手伝ってもらって自宅に連れて帰る。
目覚めた楓から、「前俺のこと好きになったらどうする?って聞いてきたけどあれどういう意味?」と聞かれ、「本当に好きになっちゃいけないと思って…」と答えるさくら。
「だよな!まずいよな!俺もそう思ってて」とバタバタする楓。
自分のことを女子って見てたってこと?!とやっと何となく分かり、明日からどんな顔して会えばいいか分からなくなるさくら。
土日で一緒にお昼寝したりドキドキすることがあって、ちゃんとしなきゃダメなのに、ダメな姉だよ…とげっそりして学校に行くと、学校ではさくらが波多野と付き合っているという噂で持ちきりだった。
波多野と会って話すと、さくらと楓のことを色々言う人たちがいて嫌だったから、こうしといたほうがいいかなと思ってとのことだった。
波多野にも迷惑をかけるからと、みんなにはっきり付き合っていないと言うことを言おうとするさくらに、「このまま付き合っていることにしない?」と提案する波多野。
色々言ってくるが、「波多野くんに迷惑をかけられないし、第一波多野くんと私って無理があると言うか…」というさくらに、「俺今まで女の子に振られたことないんだよね。あんな目立つことした上ででまかせだったなんてバレたら相当恥ずかしいし…」など丸め込む。
一旦持ち帰り考えるさくら。
やはり、冬休みまでの間付き合っているということにしてもらおうと決意する。楓は反対?するが、元はと言えば、楓がお姫様抱っこしたり担いだりするから変な噂が!と言われおし黙る。
翌日から波多野と一緒に帰ることに。想像以上に反響は大きく、上級生までもが2人をみに教室までやってくる始末。周りの変化に戸惑うさくらだが、波多野が「大丈夫、守るよ」と王子様対応。
楓はそれを聞いて唖然。
ちょこちょこ波多野とイチャイチャタイム突入。
楓はヤキモチを焼く。「俺のこと好きになるって言ったのに…」
かわ!!!!!!すでに好きや!!!!
学校でも行動を共にすることも増えたが、依然疑う女子がずっと2人をつけねらっていた。
「もっと付き合ってるっぽいことをしたらいいのかな?」というさくらに対し、波多野がさくらのほっぺについたケーキのクリームをペロッとする事案が発生。
もちろん楓もその場にいたので感情を失くす。
クリスマスの日。
波多野から誘われるも、家族4人で過ごす初めてのクリスマスだから!と断るさくら。
彼氏とクリスマス出かけたかったと以前言っていたのを覚えていた楓はさくらを連れ出す。
彼氏彼女のふりをしてくじ引きをしたりイルミネーションを観たり時間を過ごす2人。
彼氏とやりたかったことはほぼ楓と出来ている!というさくら。口が滑って「キスも〜」なんていうから、ちょっと変な雰囲気に。
「したいわけじゃないから!」と焦って否定するさくらに、「じゃあする?」と楓。
さくらが戸惑っていると、「冗談!」と返す。そんな楓に、「ばか!冗談でそんなこと言わないで!」とちょっと怒る?
せっかくのクリスマスなのにそれ以降は変な感じになってしまった。
どうしてあんなこと言ったのか気になってしょうがないさくらは、直球で聞くも、楓は「分からない」
もう分からん!のループに入ってしまったが、楓は自分でも本当に分かってないようで、さくらも「しょうがないなぁ」という気になってしまう。
クリスマスのプレゼント交換では、楓からエプロンを貰った。
お父さんと2人っきりになり学校での楓の様子などを話す。楓がこんなに早く学校に馴染めているのはさくらのおかげだというお父さん。
「僕の娘になってくれてありがとう」と言ってもらい、嬉しい気持ちでいっぱいだが、「嬉しいのに」楓に背中をぽんぽんして欲しくてたまらなくなる。
夜トイレに行くと、楓が起きていた。
外を眺めている楓のところに毛布を持っていき2人で包まる。
「キスする?って言ったのは、私がしてほしそうだったから?昼間付き合ってくれたのも私が可哀想だって言ってたし、楓はモテるから、あたしのことそんな風に見えても仕方ないし、私が真に受けちゃってごめんね」とちょこちょこ「何言ってんだ」みたいな楓の突っ込み無視で謝ってみる。
「今日変な感じで終わりたくなかったからさ」と笑うさくら。
「さっきのこと、違うって言っただろ」
さくらにキスをする楓。
ひいいいいいいいいいいやあああああああああああ!!!!!
不意打ち!不意打ちチューきた!!!!
きゃああああああああああああ!!!!!
「俺 お前のこと女子に見えるって言ったよな」
次ページでは急に場面が変わり、西山家に訪問者が現れる。
お父さんに向かって、「親父、久しぶり」というイケメン。。
【5巻】
キスされて驚いて逃げてしまったさくら。あの後楓はなんて言おうとしたんだろう…と考えながら洗面所に行くと、見知らぬイケメンが半裸できゃああああああああ!!
イケメンは楓の兄だった(名前は葵)
財布を落としてしまって、一番親父の家が近かったからお金を借りに来たという。
さくらの母親、ゆかりが、葵を家に泊めるように提案、葵は遠慮するも押し切った。
楓と2人になるタイミングで、「昨日はごめん、さくらの気持ちも考えずに最低だった。けど困らせるの分かってるけど、俺…」
またこのタイミングで邪魔者入る。はい、お兄ちゃん。
さくらと楓を見てなんかあったんじゃないかと勘ぐるお兄ちゃん。さすが。
「あんな可愛い子と一緒に住んでたら。いいなとか可愛いなとか思ったことないの?1回も?」と攻めてくる葵に、「うるさい!家族なのにそんなの言えるわけないだろ!」と返す楓。
まんまとはめられる。
そんな楓に、葵は「別に本当の姉弟じゃないからいいんじゃね?でないと他のやつにとられるかもよ?」と投げかける。
家にいるのが気まずくて、波多野からの初詣の誘いに乗って出かけるさくら。
バイトに向かう葵と鉢会う。波多野と付き合っているふりをしていることなどを打ち明けると、「今から会う彼絶対君のこと好きだよ」と謎のお告げをする。
恋バナ好きな兄者は勘も鋭い。
〜波多野と初詣〜
葵に言われて少し意識するも、イケメンすぎる波多野と会い、絶対に私なんてないなと思うさくら。念の為「好きな人いる?」と聞くと、「いる」とのこと。
安心したのも束の間、「じゃあ付き合ってるふりダメじゃん!その子に誤解されちゃう!」と焦るさくらに、「大丈夫だよ、俺全然意識されてないから」と波多野。
波多野を絶賛するさくらに「じゃあ男として意識してもらえるか試していい?抱きしめていい?」と波多野が攻める。「なんでも協力するよ!」と言った手前、断れないさくらは、今回だけだから!と受け入れる。
「ドキドキする?」という波多野に、「ドキドキするに決まってる!」と赤くなるさくら。もうこういうことは好きな人以外しないこと!と念を押す。
波多野も頷き、付き合ってるふりもこれで終わりにすることに。
帰宅し波多野と付き合っているふりが終わったと楓に話す。
そして葵が帰ることに。「葵が帰ったら話す」と楓が言っていたことを思い出し、なんの話だろうと不安になるさくら。
このところ楓は元気がない。あんなに食事を美味しそうにしていたのに最近は食欲がなかったり、ぼーっとしている。
そんな楓を見てさくらは自分から話をしに行く。
「忘れる。これで無かったことにする。だから楓も忘れて」
さくらが男前なんですけどーーー!!!かっこいいんですけどーー!!!
その後台所で葵とさくらが話しているところに来て、葵の計らいで隠れてさくらの話を聞く楓。
「これはあたしが勝手に思っているだけなんだけど、楓にとってごはん…っていうよりご飯を作るって食べてくれる人のことを思う時間なのかなって。」
以前楓がお母さんにチーズ鍋を作ってくれた時にもそう思った。
『今まで誰かが作ったもの食べることあんまりなかったから。ゆかりさんにも食べて欲しくなった』
その時すごく嬉しかった。
「食事中に怒られたり、いつも残さず食べてくれたり。今まで楓が作ってばっかであんまり人に作ってもらったことがなくて。だけで楓にとってご飯がそういう、作ってくれた誰かの気持ちを感じられるものなら、楓においしいごはん食べて欲しいんだ」
これを聞いた楓。たまりませんなぁ。
さくらは楓が笑った顔が見たくてあんなこと言ったんですね。
洗濯物を畳んで冬休みはいろんなことがあったなぁと思い返すうちに、波多野からいい匂いがしたな〜前に楓からうちの匂いがしたな〜と楓のシャツを抱きしめて嗅いじゃうさくら。
ちょうどそこに居合わせる楓。
「何してんの?」と言われ驚いて「ちょっと落ち着かないことがあってね。うちの匂い嗅いでたら安心して…」と弁解する。
そんなさくらを抱きしめる楓。「落ち着く?」
ただし、さくらがぎゅっとすると我に帰り、「落ち着いたならもう終わり」と離れていく楓。
2人は眠れない夜を過ごす。
冬休みが終わり学校が始まる。
さくらと波多野は話通り別れたことに。時間が経てば元どおりになるかと思っていたさくらだったが、楓への気持ち、キスをしたことはどうしても忘れられなかった。
楓は小太郎とお話中。
「少しくらい進展なかったの?」という小太郎に、「告白しようと思ったけどできなかった。言うかどうかも直前まで迷ってて」
『今家族との時間をあんなに喜んでいるのに言っていいのか』
「そしたらあいつから忘れるって言われて」
「最初はそれでもまだ抑えられると思っていた。このまま黙っていればなかったことにできるって」
「けどなんかもう無理だわ。他のやつに取られたくない。だからもう見てるだけなのはやめる」
楓は決意したようだった。
それからなんとなく距離が近い楓に戸惑いながら一緒にお遣いがてら帰ると、帰り道「俺は忘れるつもりないから」と言われる。
〜マラソン大会〜
さくらは手首を捻挫して早々に離脱。
こっから楓の看病イチャイチャタイム。
何でもしてくれます。制服のボタン外したり、ごはん食べさせたり、なぜか手を繋いだり。
「いや?」と言う楓に、「嫌じゃない」とつい答えちゃうさくら。
可愛いいいいいいいいいいいいい!!!!
小言
ちょっと長くなってきたので、今回はここまで!
全9巻(電子版入れると10巻)なので、後半はまた別に投稿しますね♪
お待ちくださいませ!
気になる人はぜひ読んでみてください!
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