株価急落中ですね、怖くて証券サイト開けません。みかんです。
以前、我が家の資産運用について一度書いたことがあるのですが、まあまあ投資しています。
(NISA、ジュニアNISA、iDeco、ETF、個別株式などなど)
短期売買で儲けようとしているわけではないので良いんですけど、やっぱりドキドキしますね。
静観あるのみ。
ご興味ある方はぜひこちらもご覧ください。
4人家族(サラリーマン・専業主婦・4歳・1歳)の我が家の資産運用を赤裸々紹介しちゃいます!
本日は、花とゆめで連載されていた石原ケイコ先生の素敵漫画をご紹介します!!
「お嬢様の運転手」全2巻あらすじ(※ネタバレ有り)
時は大正。とある女学校に、少女たちの憧れと嫉妬を一身に受ける乙女がいた。
最優秀学生の印・紅いリボンが映える彼女の名前は芳村さやか。
そしていつも彼女の側に付き従っているお家お抱えの運転手が鳴滝忍。
女学生の間では2人が恋仲では?!と噂になっていた。
はい。大正大好きです。大正浪漫という言葉自体がもうドキドキします。
この時代はまだ「身分」がありました。
1番の鍵が「身分の違い」です。
さやかの家は由緒あるお金持ちたちからすると所謂成金と呼ばれる家だった。
父親が一代で築き上げた。母を幼くして亡くし、その時の事故で足が不自由なさやかは、父親の愛情に飢えていた。
仕事が忙しすぎて海外にいてほとんど家には帰らない父親。母が亡くなった時も間に合わなかった。
そんな寂しい幼少期を支えてくれたのは、芳村の家に仕えていた鳴滝だった。
冗談も言い合える間柄でいつも一緒にいたが、鳴滝がさやかに直接触れることは出来ない。いつも白い手袋をしていた。
品行方正とは言えない鳴滝はしばしば女学校で話題に上がり、先生方から問題視され始める。
ある日、車の中で寝てしまったさやかに顔を近づける鳴滝。
その場面を誰かに見られていたようで、学校にチクられる。
いかがわしい行為をしていたと学長に糾弾され、運転手を代えなさいと言われる。父親に連絡すると言われ頭が真っ白になるさやか。
そこに鳴滝が登場。本来学校内に入ってはいけないが、「私がお嬢さんを好きでただ触れたかっただけです」「出会った頃から好きで気持ちを止められなくて勝手に思いをとげようとした私1人の罪です。お嬢さんは何1つ間違っていない。罰なら私1人に」と頭を下げる。
教師たちは「婦女暴行!分をわきまえない使用人には罰を!」と騒ぎ立てる。
鳴滝の言葉に我を取り戻したさやか。
「使用人が私に触れてはいけませんか。それを許すのも許さないのも私の心で会って先生方ではありません。私は彼の好意がとても嬉しい。鳴滝を罰するなら私も。学校を辞めます」と毅然と立ち向かう。
さやか様かっこいいーーー!!!!!
こんなお嬢様好きにならんわけない!!!
そこで助っ人登場。
何かとさやかに突っかかっていた根っからのお嬢様。三木和子。
「先生、私見ました!運転手が強烈な頭突きで芳村さやかを起こしたのです!」
実は、三木和子が先生に「不埒な運転手!」と報告していた。
三木和子は、問題があれば鳴滝を辞めさせられると思って嘘の報告をした。けれど芳村さやかまで辞められては困るから出てきたということだった。
三木和子はさやかが大好きで、鳴滝がさやかの格を下げるのが嫌だった。
無事に済んだ2人だったが、さやかは恋愛に疎いようで、鳴滝の言葉は作り話と信じて疑わない様子。
少々がっかりした鳴滝だった。
その後も三木和子に招待された舞踏会で成金を嫌う嫌な男に絡まれたり、鳴滝の昔の同僚のセクシーお姉さんと再会したり色々あるが、2人で乗り越える。
そんなある日突然見知らぬ男が芳村家にやってくる。
橘秋彦。さやかの見合い相手だという。
父親が勝手に決めた相手だった。
かなり個性的な相手で見合いを仕事のようにこなすような人だったが、会うたびさやかに惹かれていた。
さやかの母親の忘れ形見である蝶のバレッタ(?)を知っているという橘に誘われ遠方まで足を伸ばそうとするさやか。
さやかが不在になるということで家の使用人たちもお休みをもらって実家に帰ったりなんだり。
鳴滝もどこかに遊びに行くという。
出発の日、橘が迎えに来て車に乗り込むも、鳴滝のランプの光を見つけて1人で家に残っていることを知り、1人にしては行けないと橘に頭を下げ頼み込む。
橘から僕のそばに居てくれたら、鳴滝と兄妹のように近い距離でいてもらっても構わない!と言われるが、「兄妹」は嫌だと自覚し、車を降りて家に向かう。
垣根から飛び出るさやかに驚く鳴滝。さやかは自分の気持ちを正直に鳴滝に伝える。
ずーーーっとさやかを想い続けてきた鳴滝は感無量。
そのまま2人は家出?することに。ついに初めての接吻も!!!!
泣き疲れたさやかを抱きしめて眠る鳴滝。
初めてのお泊りに興奮する。お祭りに行ってみたり、デエトを楽しむも警官から家出人を探していると話しかけられてしまうさやか。
なぜ好きな人と一緒にいることすら出来ないのか、というさやかに、他の警官が「その人は違う。そこのお兄さんが派出所に来て芳村家に電話してただろ」と言う。
驚くさやか。連れ去ってくれると言ったのは嘘だったの!と鳴滝に問い詰める。
鳴滝は、さやかを拐かしたのは自分で、無事に家まで送り届けると電話をしていた。
母の形見である蝶のバレッタを大事にするさやかの寝顔を見て、自分がこのまま連れ去っていいのか。さやかの大事なものたちからさやかを奪っていいのか悩んだという。
自分は今日の2人きりの幸せな時間一日あればこれから生きていける。だからさやかを家に連れ戻すという。
さやかも考える。こんな形じゃ2人で幸せな未来が想像できないと。
2人は芳村家に戻る。
すると、初登場のさやか父激怒で現れる。
勝手に見合いを断っている上に、下男と2人でいなくなった、しかもさやかには下男を異常に可愛がっているという噂まである。
その元凶はお前か!と鳴滝を杖でぶつ。さやかは理由を聞いてください!と懇願するも、さやか父は鬼父で冷徹、聴く価値があるとは思えんみたいなことを言い放つ。
初めて出てきたさやか父超怖い。
下男をクビにするか、さやかが女学校を辞めてアメリカに一緒に行くか選べと言われる。
さやかはアメリカを選ぶ。
出発まで閉じ込められる鳴滝。
何とかさやかにもう一度会いたい、と壁をぶち破ろうとする鳴滝に助っ人が続々現れる。
同じ使用人さんたちが戸をこそっと開けてくれ、三木和子と橘氏が車を貸してくれた。
父と出航する船に乗っていたさやかはなぜ父があれほど鳴滝を嫌うのかその理由を知る。
父は元々呉服屋のお嬢様だった母の使用人だった。
その2人は駆け落ち同然で結婚し、非常に辛い暮らしを強いてしまった。
なんとか食わせるために仕事仕事仕事。
そうこうしているうちに、母は亡くなってしまい死に目にも会えなかった。
さやかにはそんな想いはさせたくない。だから身分の違う鳴滝とのことを猛反対しているようだった。
ちゃんと言ったらいいのに全然伝わらないさやか父。
ただのモラハラ野郎かと思ったよ。
いよいよアメリカに行くのか。と絶望すると、鳴滝登場!
下男と結婚しても幸せになってみせる!と向かい合うさやかに「見せてみろ」という父。
許してくれたってこと??とちょっと嬉しくなる。
そしてまさかの船からジャンプ。
鳴滝がキャッチして出航する船を見送る。
〜番外編〜
数年後のお話。
泣いている女の子に話しかける鳴滝。
そこに髪を切ったさやかも現れる。その少女は2人の子供だった。
友達から、「お前の父親はヒモだ!お母さんの方が強い」と言われた。。と悲しくなって泣いていたらしい。
爆笑する鳴滝に、「でも母さんは、父さんがいないと立てないんだよ。それにあなたもいないとね」と優しくフォローするさやか。
みんな強いね!と笑顔になる娘だった。
実はけんかしていたが娘のおかげで仲直りした2人。
鳴滝がますます色気倍増でめちゃくちゃセクシーなお父さんになっていた。
小言
ざくざくっと行きましたが、とにかくめちゃくちゃ絵が綺麗。
鳴滝がかっこよすぎ。
ところどころさやかが「忍さん」と鳴滝のことを名前呼びするのですが、「たまらん。。」ってなってる鳴滝がたまらん。
そうです、お気づきでしょうか。
鳴滝が最高なんです。お嬢様と下男という身分違いの恋というシチュエーションもいいんですが、如何せん鳴滝がイケメンすぎて…
途中、駆け落ちからやっぱり帰るってところでは、あれ、少女漫画なのに一緒にはなれないエンディング?とちらっと思ってしまうような切ない2人でした。
大正時代には、まだまだ身分の違いってあったんですね。
兎にも角にもお嬢様命の鳴滝が完全勝利する漫画でした!
石原ケイコ先生の作品を他にも紹介しています。
異端の龍と姫の運命の出会い『ストレンジ ドラゴン』あらすじ完結まで。ネタバレ有り
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