おはようございます、大嫌いな梅雨がそこまで忍び寄っていて気分が上がらないみかんです。
梅雨いやですね。。
働いているときはストッキングにヒールだったので、雨の日は地獄でした。
今は長靴履けてストレス減ったけどやっぱやだ。
本日は、働いている大人女子にぜひ読んでほしい、おすすめの漫画を紹介します!
「本屋の森のあかり」磯谷友紀
2006年から講談社の「One more Kiss」で連載開始、その後「Kiss」、「Kiss PLUS」で2013年まで連載されました。
なんとほぼ20年前に始まった作品です!!漫画大好きな私も知りませんでした!
単行本は全12巻。程よい長さです。
本屋さんで働く人たちを丁寧に描いた作品ですが、毎回文学との関連で話が進んでいきます。
その素晴らしいこと!!!
私は自称本好きでもあるのですが、知らない作品も沢山出てきます。
マンガを読みながら、本屋さんの仕事にも、文学作品にも興味が湧いちゃう漫画です。
この作者さんの初めての連載作品で、有名なものには「ながたんと青と」があります。
これは結構有名ですよね。
初めての連載作品とは思えない厚みのある漫画です。
ただ突然現れたイケメンに溺愛される漫画に飽きていませんか?
仕事でトラブルまみれになりながら、それでもやっぱりこの仕事が好き。
仕事と恋愛の狭間で悩みに悩みまくる等身大の働く女性がいます。
ぜひ働いている大人女子に読んでほしい作品です。
ざっくりあらすじ
本が大好きな書店員高野あかりは、全国規模の書店、須王堂の岡崎支店から東京の本店へと異動する。
規模の違う本店での仕事に打ちのめされながら、本を通して様々な人たちとの関係を築いていく。
人間よりも本を愛する副店長の寺山杜三
あかりと同期で仕事ができるがちょっと人当たりがきつい加納緑
頼りになるあかねのお姉さん的存在、佐古栞
主に、この3人に助けられながらあかりは成長していく。
お仕事漫画の面白いところに、自分の知らなかった職業が知れる、という点がありますが、この作品もまさに!!
書店員ってそんなことしてるんだな~という発見が沢山あって面白いです。
また、登場人物はばんばん全国各地に異動になります。
それもかなりリアルだなぁと。働いていると避けられない異動にちょこっと翻弄されます。
ネタバレ有ざっくりあらすじ
ここからはネタバレを含みます。
めちゃくちゃ面白いうえ、全12巻とそんなに長くないので、ぜひご自身で最後まで読んでいただきたい作品です。
読んでしまったけど結末忘れた・・・という方はぜひ。
岡崎から東京に異動したあかりは、勝手の違う本店に戸惑いめげ始める。
そんなあかりを助けてくれたのが、姉御肌の栞や、副店長の寺山だった。
仕事に忙殺されながらも、寺山に惹かれて思わず告白してしまうが、「自分のために時間を割いてもらうのがもったいない」的なことを言われ、振られてしまう。
寺山は本にしか興味がなく、どこかふわりとした人だった。
その後、同僚の緑が名古屋支店の副店長に栄転。
そこにあかりも遅れて助っ人として異動することに。
名古屋支店は2人の副店長の派閥に割れていて、殺伐とした店舗だった。
緑が一人で頑張っている姿に、力になりたいと自分なりに名古屋支店を盛り上げようとする。
孤立奮闘していた緑は、そんなあかりの存在に少なからず助けられるようになる。
その後寺山がソウル支店の店長として異動。
店長に見抜かれていた、寺山の「本ばかり見て人を見ない」部分が浮き彫りになりつつ、それを克服すべく奮闘するが、さすがの寺山も心が折れそうになる。
そこに、あかりからの連絡が届き、寺山は心からほっとすることに気づく。
あかりを想う気持ちに気づいた寺山と、すれ違うあかり、あかりへの好意を思いがけず出してしまう緑。
この3人模様がたまりません・・・!!!
緑はんの思いがけず言っちゃったところはぜひとも全女性に見てほしい!!!
私は断然緑派です!
また、あかりは恋愛面だけでなく仕事面でも悩み始める。
それは、もっと色んな書店を見てみたい、というぬぐい切れない思いだった。
東京で見つけた小さな書店。
そこは、小さいながらもお客さんが絶えず丁寧な接客、唯一無二の書籍の見せ方をしていた。
頑固店長に「バイトは取っていない!!」追い払われまくるも、どうしてもそこで働きたい気持ちが消えなかった。
一度辞めるともう二度と戻ってこないと相談した栞や緑に忠告されるも、その思いを消せないあかり。
緑は、あかりに裏切られたように感じてしまいしばらく関係はぎくしゃくしてしまう。
せっかく築いた緑との信頼関係がまた消えてしまうことに寂しさを覚えつつもあかりは退社を決断する。
「本屋の森のあかり」どこで読める?
少し古い本なので、読もうと思ったら探すのがちょっと大変かもしれません。
それほどメジャーではないので、ネカフェなどにもないんじゃないかな?
個人的には、このマンガは文学作品の引用も多く、文字量が多くなるので、電子書籍よりも紙の単行本で読む方がおすすめです。読みやすさが全然違うと思います。
ただ、いかんせん古いので新品だと単行本で売っていません。
中古になってしまいます。
中古が嫌な方は、電子書籍がいいかな。
色んな漫画アプリでも読むことができます。
私はPalcyでという漫画アプリで読みました。
dブックでも購入できます↓
小言
久しぶりに、お仕事系の漫画で面白いものを読みました。
本も大好きなので、本屋さんの仕事にあこがれていましたが、具体的にこんなに大変なのか!本屋さんの中でも人間関係も色々あるんだなぁと書店員さんが身近に感じられました。
こういう漫画がもっと売れてほしい!!
最近は漫画アプリや電子書籍の影響で、とにかく売れそうな漫画が量産されまくっています。
転生系、悪役令嬢、不倫系などの多さに目をむきます。
でも、私が求めていたのはこれ!唯一無二の漫画!!
こういう漫画がもっと売れてほしい!!(2回目)
出てくる文学作品の量、幅、ものすごいんです。
作者さんはどれだけ熱心に調べられたことか。。。
リアルな世界で働く20~40代女性にぜひおすすめしたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
他にもおすすめの漫画をご紹介しています↓
【更新7巻】「来世は他人がいい」ネタバレ有あらすじ紹介。絵は独特だけどはまる人続出のおすすめ漫画
絶対に読むのをやめないで!始めがどんなに面白くなくても最後まで読んでほしい少女マンガ「私はシャドウ」(粕谷紀子)
「シンデレラクロゼット」あらすじネタバレ有。久しぶりに面白い!少女漫画に出会いました。
コメント